毎日ショッキングなニュースが耐えないカナダの現状
現在カナダで頑張る大学留学生の役に立てばと、カナダのメデイアから、日本領事館からのお知らせなども抜粋し発信しています。
以前から何度も口を酸っぱくして(酸っぱすぎて麻痺しそうです)言っているように
高校生は今のカナダには来ないこと。
倒産寸前で喘いでいるエージェントの甘言「大丈夫ですよ〜、高校留学もビザが出てますよ〜」などに絶対騙されないように。
これらのニュースを親子で一緒に読み、こんなところに、知り合いも頼れる身近な大人もいないカナダに本当に子供を送りつける気なのか、熟考して下さい。
このパンデミック真っ最中のカナダ留学を宣伝するために、何と「カナダ大使館」がバックアップしオンライン「留学フェア」まで開催していますね。
「カナダ大使館だから」と、信用しこんなパンデミックのカナダに高校留学する気になった人も多いと聞いています。
送るのも受け入れるのも「カナダ政府」は一切関与なしですよ。
エージェントと受入学区があなたの授業料を狙っているだけ。
その片棒を担ぐカナダ大使館の責任は非常に重いですが、くれぐれも名前に騙されないように。
カナダ政府ではなく、カナダを宣伝する広報担当が名前と場所を貸しているだけですから。
さぁ、連日のニュースを読んでも、まだ子供をカナダに無理やり放り込みますか?
1.カナダ・コロナの概要 (CBC)
マニトバ州:非常に危険な状態になりました。 特に20代〜30代の感染、重症化が急激に起こっています。
家族以外との接触禁止です。
オンタリオ州:毎日の感染数4,000に迫る状態が止まりません。 病院は逼迫し軍が出動しています。
アルバータ州:下記に別途書いています。 惨憺たる状況です。
BC州: 同じく収まる気配のない状況。
2.アルバータ州の教育レベルの低い白人たちが、マスクや集合禁止に反対しデモを行ったり、レストランで集会を開いたりし、結果コロナに感染するケースが多発 (CBC)
現在のICUは主に20,30,40,50代で占領されている状態。
ほとんどが変異種による感染で、重症化のスピードも速い。
死亡する率も上がっている。
専門家によると、「この年代の人はコロナで死ぬ確率はやや低いが、感染後かなりの長期間、病状が続くことが多い。これは重大問題だ。」
原因は、ワクチン接種可能な年代がまだ60歳以上ということから、若い年齢層への接種が進んでいないこともあるが、それよりも多くの若い世代がコロナの科学を信用せず「自分たちの自由を守れ!」とお門違いの運動を繰り広げ、マスクなしで集まり、そこから感染を広げていることもある。
このニュースのように。
アルバータ州南東の端、アメリカに近いMedicine Hatでは、「ワクチン強制、ロックダウン強制反対」を唱え、町のバーに集まった人たち。
ワクチンもロックダウンも強制ではないのに? あれ?
何でも「自分たちの嫌なことは反対」という非論理的な考えを持つ人が多いアルバータ州では、こんな漫画みたいな反対運動も起こっています。
特に小さな町、田舎の方では、教育レベルの低い労働者が多く、科学を理解出来ない人が訳のわからない自己中心反対運動+人種差別を繰り広げています。
アルバータの人的公害です。
笑えることには、この白人の中から感染者が出、地元政府は全員にコロナ検査を受けるよう警告を出しましたが、またそれに対してFacebookなどで「陰謀だ!検査など受けるな!」と反対しています。
少し前に、悪名高いノバスコシア・ハリファックスに高校留学していた高校生の親からこんな相談がありました。
「パンデミックでノバスコシアは高校留学を停止してしまい、その後エージェント(これがまたいい加減の極みのエージェントです)にMedicine Hatを紹介され今そこで留学を続けています。」と。
ひどい嘘つきエージェントを通し、「絶対ここには留学しないこと!」のお墨付きのあるノバスコシアに行き、そこからこんなMedicine Hatに移された日本の高校生。
絶句です。
3.BC州の第3波感染数の大きな部分は何とインド系の人 (CBC)
BC州の中でも特にインド系移民の多く住む地域が一番危機的な状況だそうです。
現在、インドがまるで世紀末のような目を覆う状況になっていますが、その国からカナダにやって来たインド系の人たちにもコロナ変異種が襲いかかっています。
今のところは原因について科学的根拠は発表されていませんが、インドとの共通点が気になるところです。
バンクーバー周辺のHealth Region8箇所の感染状況では、何と35%がインド系の人たちだそうです。
もちろん、その人達の多く住むコミュニティーが危機的に感染が多いのも納得です。
インド系住民はサレー市の北・中心部に非常に多く住んでいますので、その地区は今一番のホットスポットとなっています。
(この地図は特に危険な地区を表しています)
特にこれらの地区では40歳以上のアストラゼネカワクチン接種を呼びかけていますが、言葉の問題、宗教・文化の問題によりインド系移民には徹底していないことが心配されています。
サレー中心部・北部、コキットラム、ラングレーにはたくさんの日本人高校生がエージェントに送られ(本来来るべき場所ではないです)、そのまま残留しているケースも多いようです。
日本の親のみなさん、子供がこんな地区にいることを知っていましたか?
4.危険な危険な社会
日々余りにも多い事件に、追いかけるのをやめてしまいましたが、未だに怖い事件が起こり続けています。
しかも10代に絡む事件です。
日曜日の午後、バンクーバーのUBCにほど近い公園で14歳の少年が刺殺されました。
犯人は15歳の少年。
月曜日の午後、コキットラムのモールで銃撃があり、その後1名が刺されました。
コキットラムでは、先週もTown Centre Parkにて20歳が銃で打たれ殺されたところです。
4.今日は在カリガリー日本総領事館からのお知らせを抜粋します
国家予防接種諮問委員会(NACI)は、アストラゼネカ社のワクチンについてのアップデートを発表しました。個人がmRNAワクチンを待つことを希望せず、利益がリスクを上回る場合、30歳以上の個人にアストロゼネカワクチンを提供することを推奨しています。
4月23日、疫学モデルのアップデートが発表されました。
◯変異株は全感染者の半分以上である。
◯40歳から59歳の患者の入院が急増している。
◯カナダに在住している成人の29.9%が最低一回のワクチン接種を受けた。
◯80歳以上の感染者が激減している。
◯最近導入された厳しい規制に従い、相互の接触を30%以上減少させないと、感染力の強い変異株感染者の増加を抑えることはできない。
◯75%の成人が一回目のワクチン接種をすれば、患者数が医療機関の許容量を超えることはないが、55%にとどまった場合は2021年秋に医療機関の許容量を超える。
2回投与のワクチンの接種間隔は、4か月まで延長可能となっています。
●現在、カナダ連邦政府は、不要不急の国外への渡航は延期または中止するよう強く勧めています。
●現在、全ての国際線の到着は、以下の4つの国際空港のみとなっています:トロント、モントリオール、バンクーバー、カルガリー。
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領事館からのお知らせでとても気になるところがあります。
・秋からも一体どうなるのかは全く予測不能。
ワクチン接種で抑え込むことを期待しているカナダですが、相互接触を30%減少させること自体に困っているのが現状です。 いくら政府が警告しても、ほぼ半数に近い人たちが適当に今まで通りの行動を見せているのが心配です。
Medicine Hatの馬鹿者たちや、異常に感染率の高いインド系住民の謎など、全く楽観出来ませんね。
・カナダ政府は不要不急の国外への渡航は延期・中止を強く勧告している
日本政府がカナダへの渡航を中止勧告しているのと同じです。
つまり、カナダは外国人にも「来るな」と警告していることです。
なぜ、「来るな」を無視してまで高校留学しますか?
どう論理をつないでも理解出来ない行動です。
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