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カナダ留学・クリティカルシンキング専門家。Canadian Prairie/EcoCabin在住。 

カナダ高校留学- 留学先高校は驚愕の低レベル(日本で言えばFランク)

2021-07-10 05:01:20 | カナダ留学

日本の高校生が何も知らずに送られて来るカナダの高校レベルを調査中

高校留学生親子のみなさんは、留学先の高校のレベル、環境、地元カナダでの評価など留学前に調べられると思います。

それでもなかなか手に入らない貴重な情報を、失敗する高校留学生が一人でも少なくなりますよう、願いを込めて分析しました。

 

エージェントサイトがみんな同じ様な学区を勧めているな〜と思ったら、なんだ、レベルが低すぎて地元の高校生が避ける高校にせっせと送り込んでいるわけです。

州政府からは在籍生徒数に合わせてお金が出ますから、地元からの通学者が少ないと学区責任者は必死です。

でも、地元の良い高校生たちは、レベルの低い公立を避けて、私立高校にどんどん逃げてしまいました。

 

で。

日本での成績なんて悪くてもいいから、とにかく席を埋めるために留学生を連れて来い〜!でしょうか。

おまけに高額の授業料が入ってきますので、その「おいしすぎ」の「留学生」をかき集めるために使うエージェント。

エージェントはリベートが入るのでニコニコと「誰でも大丈夫、カナダの高校は素晴らしい環境ですよ。」と嘘つき宣伝で誘惑します。

 

ま、こんな宣伝に誘惑される方が悪いといえばそうですが、それにしてもよくもまぁこんな高校に日本の高校生を送るもんだなと呆れてしまった結果報告第2弾です。

 

BC州学区・高校の膨大なデータから、今日は、Fランク代表とも言える高校を報告します。

多くのエージェントがこぞって美辞麗句で宣伝している高校です。

こんな学区や高校を勧められている方はいませんか?

お金と時間とあなたの人生を台無しにする前に間にあったかな。

 

コラム「カナダ高校留学- 留学先学区・高校の成績データ分析(州試験の結果)

では、2018/2019Grade12州試験の成績から10のスケールで測った結果を分析しました。
(2020年はパンデミックで中止。今年復活する州の卒業試験です。) 

各学区にはIndependentと呼ばれる私立高校も多く含まれており、それらの私立高校の成績は公立とは比べ物にならないほど高いですが、留学生は受け入れていないか、かなりの高い学力を見せる必要がある学校がほとんど。

従って、エージェントは一人でも多く送り込みリベート稼ぎするために、学力も英語力も低くても受け入れ可能なFランク公立高校に狙いを定めています。

 

日本人留学生が多く送り込まれる驚愕低レベルFランク高校。学校も機能していないかのような高校が結構多いことに注目。

日本では高校のランクを気にするくせに、なぜ留学となるとどんな低レベル、低評価の高校でも「わぁ〜い留学します!」となるんでしょうか?

__________________________________

Abbotsford 5.8/10 (最高評価10のうち5.8レベルの学区)

(その中でもこの学区の平均にさえ届かず、5.0以下評価の高校)

St.John Brebeuf:4.7/10, 州試験に落ちる生徒%-14.5% , 州試験を受けた留学生% - 18.3%

*BC州ランキングの上位を占める高校では落ちる生徒は0%が並ぶ中、ここの14.5%は異常です。

留学生をかき集めてしまった結果かも。ということは卒業試験に失敗する留学生が多い?

WJ Mouat: 4.9/10, 州試験落第率12.2%, 留学生4.6%

Abbotsford:5.4/10, 州試験落第率13.5%, 留学生4.1%

*この2つ、かなり酷い数字ですが、州試験を受けた留学生の数が在籍している留学生の数より少ないようです。

つまり、最終試験を受けさせてももらえない学力の留学生が多くいるとも考えられます。

 

Burnaby 6.0/10

Byrne Creek:3.4/10, 州試験落第率15.5%, 留学生11.8%

*ひどい数字です、それだけ。留学生がどかどか送り込まれているかも。


Chilliwack 5.9/10

Chilliwack: 5/10, 州試験落第率9.1%, 留学生2%


Comox Valley

5.0 以下の高校はありませんが、州試験落第率がかなり高いです。

気になるのは、州試験を受けている留学生比率が異常に少ないこと(0.6,1.0,0.0%)

在籍している留学生数はかなり多いですので、ここから見えてくることは?

留学したのはいいけど、卒業に必須の州試験にたどり着けない留学生が多いと推察出来ます。

 

Coquitlam 6.3/10

Pine Tree: 4.7/10, 州試験落第率12.4%, 留学生6.7%

 

Delta 5.9/10

North Delta: 4.9/10, 州試験落第率11.7%, 留学生6.5%

 

Gulf Islands 4.3/10

Gulf Islands: 4.3/10, 州試験落第率11.4%, 留学生0.9%

 

Langley 5.5/10

Langley: 2.8/10, 州試験落第率19.8%, 留学生2.8%

Aldergrove: 4.1/10, 州試験落第率17.7%, 留学生1.5%

*レベルも驚愕、落第率も驚愕ですが、実は留学生率にも誤魔化しが透けて見えます。

両校とも、本国でうまくいかない高校生のたまり場となっており留学生が相当数います。

しかし、州試験を受けた留学生率の低さから、やはり卒業に必要な試験など受ける能力もない留学生のたまり場だと見えて来ます。

 

Maple Ridge 5.3/10

Westview:3.3/10, 州試験落第率13.9%, 留学生3.3%

Garbaridi: 4.1/10, 州試験落第率25.8%, 留学生4.1%

*州試験落第率25.8%は恐ろしい数字です。約4分の1の高校生が州試験に落第、つまり卒業出来ていないということです。

地元の高校生がこうですから、留学生の命運は押して知るべしですね。

 

Nanaimo 5.5/10

Ladysmith: 4.5/10, 州試験落第率7.8%, 留学生1.8%

Cedar: 4.7/10, 州試験落第率4.7%, 留学生3.5%

Wellington: 4.7/10, 州試験落第率11%, 留学生2.8%

John Barsby: 4.9/10, 州試験落第率9.3%, 留学生4.2%

*色々問題の多い地域で、低レベルの高校が並んでいます。トップの私立高校が平均成績を上げていますが、おしなべて評価は低いです。

この学区はエージェントの紹介でないと留学生を入れないという奇妙な方針を持っているようですので、まず優秀な高校留学生は集まらないと思われます。州試験留学生受験率が低いのは、そこまで学力が届かないケースが多いのかも。

 

Powell River 4.5/10

Powell River: 4.5/10, 州試験落第率13.5%, 留学生0.5%

 

Surrey 5.5/10

Khalsa: 4.4/10, 州試験落第率10%, 留学生0%

Kwantlen Park: 3.3/10, 州試験落第率12.3%, 留学生11.3%

Princess Margaret: 4.2/10, 州試験落第率10.9%, 留学生17.9%

Gildford Park: 4.9/10, 州試験落第率12.9%, 留学生21.1%

Queen Elizabeth: 2.6/10, 州試験落第率18.9%, 留学生6.1%

LA Matheson: 3.5/10, 州試験落第率14.2%, 留学生10.9%

*さすが、荒れに荒れている上に、ここはインドか!と思えるほどインド系の人であふれる地域です。ギャング抗争が耐えず、ホームレスもあちこちに見られ、高校留学生には全く不向きなところです。

そのサレー学区の下の方にランクされる高校では、留学生率は高いですが、成績が低いのが特徴。

学費稼ぎで入れたはいいけれど、学力が低すぎるというのが現実でしょうか。

 

Vancouver 6.1/10

King George: 4.7/10, 州試験落第率9.6%, 留学生6%

Britannia: 4.5/10, 州試験落第率13.4%, 留学生1.6%

*バンクーバー学区は有名私立が乱立しておりレベルを押し上げる結果となっていますが、油断しているとこのような酷いレベルの高校に送られることにも。 バンクーバーに留学するなら公立は考慮外かな。

 

Victoria 4.8/10(学区そのもののレベルが低すぎです)

Mount Douglas: 4.9/10, 州試験落第率15.6%, 留学生4.6%

Reynolds: 5.2/10, 州試験落第率14%, 留学生9.2%

Spectrum: 5.2/10, 州試験落第率11.2%, 留学生4%

Belmont: 4/10, 州試験落第率11.7%, 留学生4.1%

Victoria High: 4.1/10, 州試験落第率16.7%, 留学生10.8%

Esquimalt: 3.8/10, 州試験落第率15.8%, 留学生3.4%

Royal Bay: 4/10, 州試験落第率14.4%, 留学生2.2%

Lambrick Park: 1.9/10, 州試験落第率20.5%, 留学生2.3% 

* この学区最下位の高校の数字は酷いですね。留学生がこんなところにも送られていることに衝撃です。

ビクトリア地区には怪しい私立も乱立していますので要注意。(詳細は私立高校分析をどうぞ)

__________________________________

BC州にはまだまだ多くの高校がありますが、ここにあげているのは、エージェントサイトがみんな同調するように勧めている学区の分析です。

まずは、これら学区は避けること。

どうしてもこの地区に固執するなら、少なくとも、その地区で最高レベルの高校を選ぶこと、です。

 

高い授業料に見合う教育をしている学校は、やはり地元でも評価の高い高校です。

次回は、私立高校特集です。

高校留学するなら、どうしても留学したいなら、私立しか選択肢がないかなと思える現実が「カナダ高校留学の実態」かな。

 

「高校留学はしないこと」の意味がおわかりですか?

カナダには大学からいらっしゃい!(大応援します)

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (burnvd1205)
2021-07-10 11:36:03
こんにちは。突然ですが、コメントさせていただきます。実は私は、もう何十年も前に、カナダの高校留学及び大学に留学していたことがあります。gooのブログで貴ブログを知り、興味が湧いたので読ませていただいております。最近はカナダの高校留学は、凄いことになっているようで、ビックリです。そんなに多くの人が留学されているんですね。私の頃は、公立学校への日本人の留学はできなかったと思うのですが。ちなみに、私はバンクーバー市内の私立高校でした。が、当時は入学するにも試験はなく、日本の学校の成績証明書とか推薦状、それに、現地人の保証人?があれば入学可能だったような、、。学費はそれなりに高かったと思います。当時は日本人は誰もおらず、そのかわり中国人が多く、当時の国際情勢を初めて知ったきっかけとなりました。結局今は日本に住んでおります。
これからも、貴ブログを楽しく拝見していきたいと思います。しかし、バンクーバーも様変わり、のようですね。
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