近頃、なぜか過去を振り返らざるを得ない出来事が多い。
もちろん、過去には成功したことやイイ思い出だってある。
けれど、最近振り返るのは失敗した経験がほとんど。
失敗を振り返る=ちょっとマイナスなイメージがあるけれど、
意外とプラスになることもあるもの。
それはその失敗を反省出来るか後悔するだけかの違い。
もう7、8年も前のこと。私にこんな事を言った人がいる。
「後悔役に立たず。」
初めに聞いたときは???だった。
普通は「後悔先に立たず」でしょ。
でも、その人は言った。
「後悔だけしてもこの先の自分にとって何のプラスにもならない。」
…確かに。
「じゃ、どうすればいいの?」と、アタシは聞き返した。
「後悔はしてもいいけどそれは一時だけ。反省に変えなきゃダメ。
だから、『後悔役に立たず』。」
…納得。
たぶんコレは当時色々とあってネガティブになっていたアタシへのアドバイス。
けれど、その言葉が何年経ってもアタシのココロに残っている。
未だにどっぷりと“後悔”してしまうアタシだけれど、
この人のこの言葉のおかげで救われたことも多い。
どっぷり後悔した後はしっかり反省してまた前を見る。
前を見るために後ろを見ることも必要なんでしょう。