うしろから歩いていこうよ

高次脳機能障害者のオットとぐうたらツマの凸凹な日々

入院中のハナシ①

2024-08-02 18:00:00 | 高次脳機能障害

こんにちは、ツマです。

今日は、オットが転院する時の話をちょろっと。

 

急性期が過ぎてICUからHCUに移ったのち、リハビリ病院に転院する事になりました。

熱が下がればすぐにでも、と。意外と早いもんだなぁ。

結構早く回復するかもと期待しました。

最初に提案されたのは認知症の方がメインの高齢者が多い病院でした。

骨折が治って歩けるようになったとしても、

徘徊するとか認知症みたいな症状が残るので、

そういう施設でリハビリしましょうと。

 

え?まって、まって、何?認知症?徘徊?

その時は、高次脳機能障害という言葉も聞いたが事なく、頭が真っ白になりました。

 

オットはまだ40代なのにご飯食べられるようになるのを目指すとか?

(めちゃめちゃ大事ですどね)

そんなところでのんびりリハビリしてたら、ほんとに老人になっちゃうじゃん!

職場復帰して、マラソンとか登山とかまた好きな事できるようにならなきゃ!

歩くの早くて元気で仕事大好きなあの元の姿に戻らなきゃ!

と、社会復帰を目指すリハビリ病院をせっせと探し、

ドクターに転院先はここへとお願いし、結果、希望の病院に転院できました。

ただ、ツマがお願いしたからそこに決まったのではなく、元々候補にあったそうです。

最初に話したドクターは、私達の自宅近くだからと何気に言っただけだったとか。

アワアワしている人間てのは、何でも過剰に反応しちゃうんですよ。

やめてほしいわぁ、もう、何気にとか。

 

ということで無事転院し、また素晴らしい先生方に出会い、

オットは目が覚めることができ、どんどん元気になっていきました。

そしてそこでも、やっぱり、きっぱり、

「オットさんは仕事復帰できません。元には戻れません。」と宣言されました。

それでもツマは理解できませんでした。

その頃には高次脳機能障害について調べていたし、

本も読んでいたのですが、

どこか他人事というか認めきれなかった感じです。

 

それが現実になったのは、退院してからです。

いやいや、先生の仰るとおりでございました。

 

オットが目が覚めた話もまたいつか。

では、また。