ムーミンパパの気まぐれ日記

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毎年のことではあるけれど

2021-11-28 | soccer
 浦和レッズは11月27日に2021シーズンのホーム最終戦を迎え、試合後に今季を最後にチームを去る選手たちのセレモニーが行われた。
 阿部勇樹はジェフユナイテッド千葉の生え抜きとしてプロになり、その後レッズに移籍、途中イングランドに移籍したものの、再び浦和でプレーする道を選び、今シーズンをもって引退することとなった。移籍当初こそ、阿部ってジェフの選手だよねっていうイメージがあったけれど、すぐに阿部ちゃんは浦和の子となった。それだけ我々サポーターを惹きつける魅力があったのである。
 宇賀神友弥はレッズユースに所属していたけれど、そのままプロにはなれず、大学を経由してレッズに入団。その後、主力選手として活躍をし続けた。プレーも経歴もまさに雑草魂と言っていいものである。契約満了による退団となったけれど、南側スタンドには「俺達の夢 宇賀神 ユース一同」という横断幕が張られていたが、彼の果たした役割はこの言葉が最もよく表しているだろう。
 槙野智章はサンフレッチェ広島からドイツのブンデスリーガを経由してレッズに入団。女優の高梨臨と結婚するなど、派手な行動と自らをお祭り男と呼ぶほどの言動がサポーターとの軋轢を生むことが多かったが、その実力はレッズにかかせないものであった。このクラブで引退したかったという彼の涙は、これまであれこれ批判してきた側のサポーターの胸に少々の痛みを残したのではないだろうか。
 トーマス・デンはその才能の片鱗を見せつけてくれたが、度重なる故障の影響でその活躍を限られたものになってしまった。だが、オリンピックのオーストラリア代表に選ばれていたように、まだまだ将来がある若い選手であり、今回のセレモニーで挨拶した4選手の中では、涙もなく、明るく送り出せる選手だった。
 いずれにしても、誰かがいなくなり、誰かが入ってくる。そんな景色が毎年繰り広げられていく。プロフェッショナル・スポーツの世界では当然のことだが、選手はいつかは退団や引退をしなくてはならない。その中で、それなりの充足感を味わいながら、大好きなクラブで現役を終えられるような選手は極めて少なく、それだけで幸せな選手生活だったと言えるだろう。それぞれの選手の将来の幸せを祈りながらも、引き続き愛するクラブを応援し続ける。サポーターには移籍も対談も無いのである。
 さて、残りリーグ1試合。そして、天皇杯。最後まで一緒に戦おう!
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