3.29追記:
東京の桜の開花は3/29でしたので、下記のグラフを差し替えました😊
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■ 2024.3.17 東京都
前の記事で詳しく書きたいといったのは主題の件があったからです。関東ではウラナミシジミは秋の蝶ということで相場が決まっていましたが、ここ数年春に観察された例がポツポツブログ等で報告されています。が、マイフィールドは東京といっても春が少し遅いエリアなので春にウラナミシジミに会えるとは思っていませんでした。今年は2月後半から3月上旬に寒の戻りがあり新生蝶の初見が3/16と昨年より16日も遅くなりました。ですが、真冬の寒さの絶対的な程度はさほど厳しくなくウラナミシジミの蛹が冬を越せたということなのだと思います。来年どうなるか注視していきたいと思います。
ウラナミシジミ(低温期型)2024.3.17 東京都TR ヤマトシジミかと思って近づいたらウラナミシジミでびっくり
低温期型の特徴である小さい赤班、太い白帯、淡い模様が良く出ている個体と思います。
ヤマトシジミ 2024.3.17 東京都TR 局所的に3頭程度発生していました
■ 新生蝶初観測時期の推移
2012年以降の蝶散歩の記録から各年の新生蝶の最初の3種の発生日の平均をグラフにしてみました。参考までに東京の桜の開花日もプロットしています。
図.結果のグラフとシーズン初見が早かったTop3のリスト
で、グラフを見ると2021年以降、桜のグラフと蝶のグラフがいい感じに平行移動しています。また、2012年から2016年も多少相関があるようにも見えます。一方、2017年から2020年は両者の動きに相関は見られません。これは、東京の桜と私の蝶散歩のフィールドとの距離が影響していると思われます。東京の桜は千代田区で、私の蝶のフィールドは西多摩エリアということで、その間は約50km。この影響で多少天気の異なる日もありこういった相関のみられない年もあるのかな?と思っています。いずれにしても可能な限り記録を取り続けることで精度を上げていきたいと思います。
また、早く見られたチョウの種類に関しては、例年通りモンシロチョウが最早でした。また、2番目のルリシジミも最早蝶の常連ですね。今年はそこにベニシジミが加わりました。ベニシジミは2度目のランクインですね。今年はこの3種に続いてツバメシジミとウラナミシジミを観察できています。常連のコツバメとミヤマセセリにはまだ会えておらず発生が遅れているようで心配です(もともと数も少なく会いづらいこともあり)。早めに発生を確認して安心したいところです。
本日も読んでいただきありがとうございました。
■関連ブログ: ・前回の蝶日記は:2024年始動~コツバメポイントの食樹が刈られてた😢
・昨年までの新生蝶発生の様子は:徐々に早まるチョウの発生の記録
・今年の越冬蝶の発生の様子は:越冬蝶が飛び始めましたね
・これまでのウラナミシジミ最早観察[2020.6.27]の様子は:山梨うろうろ蝶散歩
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