空
蒼い空を見て その向こう側へ心が飛んで
青い空を見て その海原に吸い込まれそうで
散り散りに舞う雲を見て
優しくそっと 心も散ってゆく・・・
そんな優しい時があったのに
そんな果てない想いがあったのに
今の私には 一片の想いもない
散り散りに砕けた心が風に舞う
全てが枯れ果て 何もない荒野の如く
風に吹かれて痛む空虚な心
痛むことだけが 存在している証のように
青い 蒼い 空が見たい
白く優しい雲の流れ
そんな空に抱きしめられたいと願うのだけど・・・・・
青い空が 頭を撫でても
きっと私は俯いたまま
きっと何も出来ないままに
空を払いのけるだけの私
イタイ
イタイ
痛い
痛みを感じることが
生きている証
空虚な心に 何かがひとつ
何かがひとつ 落ちたなら
何かがひとつ 芽生えるまで
静かにそっと横たわる
何も 生まれはしないことも知っている
壊れた心に 何かが落ちた
青い空を願う 小さな呟き・・・・・