白木蓮  ~心・言の葉~

少しずつ 何かが響いてきて 生きていることの何かを感じています

止まらない『時』

2010-01-16 |  詩




空虚な気持ちも

充実した日々も

留まることなく 過ぎ行く『時』

そう・・・・・

そうして 人は旅に出る

戻れない時の旅人になって

終わりを目指して歩いてゆく




想い

2010-01-11 |  詩

    








          






どこまでも 広がる空に

届かない想いを注ぐ

悲しいまでに 宙を舞う想いは

遠く 儚く 消えてゆく

吐き出したい想いは

願ってはいけない想い

届くことの無い想いは 一片の風になろう



受け取り手のない 想いはどこか

遠くへ そっと消されてく・・・・・




前に

2010-01-07 |  詩



さぁ 君の背を押すよ

次のステップへ

次の高みへと

遠く 高く 跳べるように

君の小さな勇気を押し出すチカラ

ほんの小さなおせっかいだけど

君の背を 軽くそっと確実に押すよ

次の季節へ

次の君へと

歩き続け

変わり続けるために



さぁ 羽ばたいて

さぁ 駆け出して

さぁ 後ろを振り返らずに

次へ

明日へ

君の未来へ




 無

2009-12-23 |  詩



暗い 暗い 闇の淵

誰しも抱える 深い闇

底を覗いて 闇に呑まれ

心の軋みも 遠のいてゆく

あたしは 誰?

あなたは 誰?



暗い 暗い 心の闇に

誰でもない あたしが映される

深い 深い 痛みの奥に

誰もいない 無が広がる



あたしは どこ?

あたしは いない


キライ

2009-12-09 |  詩





ありがとうと 言えない自分に苛立ち

さよならと 言えない自分に苦しみ

ごめんねと 言えない自分を消し去りたい

大事な言葉を飲み込みすぎて

大切な何かを 失ってゆく日々

時は 二度と戻ってこないというのに

自己嫌悪にまみれた 後悔に溺れ

透き通る青空が痛くて見れない



遠くまで伸びる空の下に

きっと あたしはいちゃいけない

きっと あたしはいられない