もう 何もかも いらない
執着するものが 見当たらない
己の中には きっと 生きることへの執着があるのかもしれない
けれど 壊れた心は
繰り返し 繰り返し
もう いい・・・ 何もかも 要らない
そう つぶやく
そう すべてを投げ捨てる
壊れた心が 拒絶する
微かに灯る火を 吹き消すように
砕けた心が 更に砕ける
ツカレタ とつぶやきながら
過去の自分の繰り返しでも
日々を重ねられれば
いつしか 今の自分が動き出す
そう思いつつ生きている
だけど つぶやく心は いつも同じ
周りのすべてが 色を失い
周りのすべてが 音を失い
周りのすべてが 消えてゆく
感じる心が 壊れるということは
こんなにも 無味乾燥になるものか
こんなにも 生きる気力を奪うものなのか
時に押し流されるように 日々過ぎて
そうして 時が重ねられてゆく
何も感じられない時が重ねられて・・・・
ツライ と感じるだけ まだいいのかもしれない
ツカレタ とつぶやくだけ まだいいのかもしれない
周りすべてが灰色の風景になっても
まだ 目を閉じていないから・・・・・
灰色の風景は やがて 心の中で砂と化し
音も無く すべてが崩れてゆく
残るは 天も地もない灰色の世界
おそらく 自分が望んだ世界
色という刺激に 耐えられない私だから
痛みを感じる前に 逃げているのかもしれない
だから すべてを消すのだろう
泣けない私の 唯一の方法
少しでも 心の欠片が 生まれるために・・・・・