首の寝違いは整骨院じゃなくて、整形外科だったわ
満員御礼の整形外科
お年寄りの憩いの場
整形外科院内では、顔見知りだらけらしく、そっちこっちで井戸ババ会議
『どうしたの?』
『雪かきして、腰痛なのさ』
『あんたこそ、どうしたのさ』
『何年も履いてる長靴の底が減ってて転んだのさ』
80代後半の、お婆ちゃん同士の会話
北国のお年寄りは逞しいね
整形外科は社交の場と化して大繁盛
四季を通して激混み
『あんた最近、来なかったね』
『孫がインフルエンザにかかって看病してて、これなかったのさ』
『嫁さんは?』
『嫁、パート』
『やっと孫が今日から学校に行けるようになったのよ』
『たまに役に立つ事しておかないとさ』
『んだんだ、機嫌とっておかないとね』
微妙な会話が、飛び交う社交場
『みゆきんさん~お入り下さい』
待つこと1時間、やっと呼ばれて診察
『どうしました~』
お医者様がカルテを見ながら問いかけた
『朝起きたら首に激痛が走って頭を動かせなくて』
『それは大変ですね、頭を動かしてみて』
( ̄△ ̄;)エッ・・?
痛くて動かせないって言ったのに、動かしてみてだと?
目を点にしてお医者さんの顔を見た
懐かしい顔がそこにあった
お医者様は、お店時代の常連さん
『Sちゃんじゃない』
お水仕事モードのスイッチが入った
『ママ、ここは病院です』
そっちこっちの病院で腕を磨き、最終的には整形外科医になったのね
初々しかったインターン時代の彼
内科でインターン勤務時代に風邪で来院した私を見て顔を赤くしたSちゃん
診察する時は目を合わせなかった
聴診器を胸にあててる彼の手が震えてたっけな
『寝る姿勢が悪かったんだね、なるべく正しい姿勢で寝てください』
" 正しい姿勢で寝るにはどうしたら良いの "
『正しい姿勢を意識して寝て下さい』
思わず笑ってしまった
『 湿布貼って様子を見てください 』
1時間待って5分で診察終了
満員御礼の院内
殆どが老人
当然、椅子には座れない、座れない人は床に座る
若者は立って待つ
私?もちろん若者だから立って待ってたわよ
診察を終えて
『ママ、お大事に~』
元常連のお医者様の言葉に
『Sちゃん、晩酌しても大丈夫?』
『その元気があるなら大丈夫ですよ』
先生からのお墨付き
立派な医者になったね
Sちゃんが、お店の常連さんだった頃の写真がある
20代後半のイケメン・インターン
あれから10年
元常連ドクターと、元お水ママの会話に
看護士さんが笑いを堪えてる
『湿布10日分出します、それで治るでしょう』
それでいいのか?
患者さんが通院してなんぼの世界なのに?
良心的なSちゃん
それとも名前にちゃん付けで呼ぶのが嫌なのかな?爆
飲みながら、あっち向いてホイ!!やった仲じゃん
当時の写真を引っ張り出して懐かしむ
あぁ~ ワインが美味しい♪
今朝、首は痛いまま
雪かき日和の今日
快晴
撮りたてホヤホヤよ
雪山が見事でしょう
只今の気温マイナス2度
お日様が出てるので汗ばむわ
朝日が眩しい
私の車( p_q)エ-ン
雪が自然に解けるの待つかな
天気の良い日はプリンもご機嫌よ
めでたしめでたし
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