初めて読む方は屑な女の人の芝居の最初から読んでね
*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.
静江は、ふと深夜、喉の渇きで目を覚ました。
夕べは何が何だか分からぬ葛藤で緊張していたのか、ろくに食事も摂れなかったし 水さえも喉を通らなかったのだ、
一夜にして起こった出来事に、どう対処して良いのかさえ混乱している静江だ!
時計を見た、心の疲れからかソファーに横になって1時間しか経っていない・・・・。
暫く実家に戻って考える時間も欲しいと思いながら・・・・
多佳子の思い通りにさせたくは無い!!
台所で口の渇きを癒した静江は義男の眠る寝室へ行った。
朝になったら実家に暫く身を寄せる決意を話すつもりだった。
寝室の前まで行くと話し声がした
多佳子と義男が一緒の寝室にいる
身体から言葉にならない怒りが湧いてきた
震える身体
滲む汗でびっしょりになった
落ち着くのよ・・・・
静江は自分に言い聞かせた!!
しかし身体が痺れた感覚で一歩も前へ進めない
寝室を開ける勇気もない
多佳子の押し殺した声が聞こえてくる
『何を遠慮してるの?』
『俺は今は静江が妻なんだぞ』
『今日くらいは、いいじゃない!あの人も分かってるから遠慮して客間で寝てるんじゃないの』
『それは・・・・』
『大丈夫、絶対に気づかれないって』
なんたる夫の義男・・・・
なんて身勝手な多佳子・・・・
静江は迷った、義男を信じて客間に戻ろうか?
それとも、込み上げる感情を爆発させてしまおうか?
ぶつけようの無い寂しさと悲しみが交差して涙が溢れた・・・
しかし静江は客間に戻った
声を殺して泣いた
昨日までの幸せを一変させた多佳子に身を引こうとしてた自分が情けない!
あの女に好きにはさせない・・・・。
もう一度、二人の居る寝室へ向かった!!
寝室へ多佳子を迎え入れた義男への不甲斐なさと多佳子への身勝手な行動に我慢をするのを止めた
自分に対する侮辱をぶつける為に静江は寝室のドアを開けた・・・・
そこで静江が見た光景とは!!
*:・'゜☆。.:*:・'続★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*