ストーカーは身勝手
実際に何度もストーカーの経験がある私
その度に引っ越した
引越しは凄いエネルギーを使う
しかし引越した後の安堵感
昨日までと違う生活を考えると今日は薔薇色だと感じた
ストーカー
それをする人のパワーと執拗な執着
恐怖
葛藤
私は16歳でストーカーの経験をした
当時は携帯など無い
深夜に鳴り響く家電
当然、親が電話に出る
無言電話
最初だけ言葉があった
『みゆきさん・・・お願いします』
何事かと思ったであろう両親
年頃の娘を持つ親
『何時だと思ってるんですか?娘はもう寝てます』
ガチャッと電話を切る
しかし毎夜の電話
受話器を切っても切っても、かけ続ける男
『何時だと思ってる?こんな時間に何の用だ?』
何を言っても、相手は無言
無言電話は不気味だ
そして
親の怒りは頂点
電話がくるのは大抵、深夜12時~1時の間
親は警察に相談した
" 電話に出なければ、その内?諦めるでしょう "
しょせん警察に相談しても、その程度
電話に出なければ諦める?
それは本当か?
BUT
彼は諦めなかった
ノイローゼ一歩手前まで追い込まれ
とうとう両親は、私に電話に出て "電話するな" と言ってくれだと
私は電話に出た
『みゆきだけど誰?いつも、こんな遅い時間に迷惑なんだけど』
『ごめんね』
その声に聞き覚えがある
友達の友達の友達
ややっこしいから、説明はカット
私は行動に出た
現代では通用しないだろうが
その頃の私は怖いもの知らず
無言電話を続ける、" その男 " を呼び出した
最初の会話で声に聞き覚えがあったから
友人3人の助っ人と一緒に彼を待った
人気の多い繁華街
彼はニコニコ笑顔でやってきた
その顔を見た瞬間、怒りで震える私
動揺を抑え、目の前にくるのを待った
友人には事の真相を伝えてある
どんどん近づく、ストーカー男
" 16年生きてきて、こんなに気味の悪い男は初めて "
そして
面と向い
『毎日のように深夜の無言電話は止めて』
私の怒りに震えた声の抗議に
『声を聞きたかったんだ』
ストーカー男の理不尽な言い訳に、カッとなった
『私はあんたの声なんか聞きたくないし、あんたみたいな男は大嫌いなの
今度電話したら親や学校に報告するよ』
顔が紅潮し、直ぐに青ざめた
『会いたいって言うから、俺の気持ちが電話で伝わったと思ったのに』
あっさり、自分が電話ストーカーしてましたと認めた男
腹が立って他に何を言ったのか覚えてない
しかし、ストーカー男は
『きっと親が邪魔するから、親が寝た時間に電話しただけ』
だと
『早い時間も迷惑、まして遅い時間は非常識でしょ』
『みゆきさんも俺と話しがしたいかと思って』
『ざけんな~自分の顔を鏡で見てから言えよ』
そう言ったのは覚えてる
人を真っ二つに斬るような言葉
それが最初だ
後に、ちょっと可哀想だったかなとさえ思った程
その言葉が彼に効いたのか?2度と深夜の無言電話は無くなった
私が経験した最初のストーカー男
いつ・どこで・どのように?彼に誤解を与える行動をとったのか?
一切、記憶に無いが
私にとって忘れられない嫌な思い出となったのである
ストーカー行為
ストーカーの異常心理
これだけ殺人事件が頻発しているのに警察は何をしているのだろう?
法律
日本の法律は前に進むのが遅い
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