今日も来たよって宜しく♪
貧しい家庭って物が少ないイメージ
小さなテーブルに少しの食器にこざっぱりな部屋
私が中学生だった頃、見るからに貧乏な友人がいた
弁当は、新聞紙に包んだノリなしオニギリ
昼食時間は隠れるようにノリ無しオニギリを1人で食べる
そんな彼女は明るい性格
一緒に遊ぶ事も多い
ある日、数人の友達と、彼女の家に遊びに行った
玄関を開けた瞬間、悪臭とゴミ
人生で初めて目にしたゴミ屋敷
今でも鮮明に覚えてる
暫くして、友人数人と彼女の家を掃除してあげましょう相談
ゴミ袋持参で掃除を決行
彼女の両親は共稼ぎ、殆ど家に居ない
土曜日に友人数人と彼女の家に集合
溢れるゴミを要る物と要らない物を識別
畳が見えるまで要した時間は数時間
掃除中、その家に住む友人は、ただ見てただけ
子供ながらに壮絶なゴミに埋もれた部屋を何とかしてあげたかったんだと思う
ゴミで埋もれる部屋が2つ
もくもくと友人と掃除
何とか全てのゴミを撤去
気が付けば、夜8時を回ってた
一緒に掃除してた他の友人が
『もう帰らないとお母さんに叱られる』
それは私も同じ、叱られるのを覚悟で帰宅
やっぱり叱られた
母は、学校や友人宅に電話しまくり血眼で私を捜してた
帰宅が遅くなった理由を言うと
『そんな家があるの?』絶句してた母
掃除に参加してた友人達の親も娘が帰ってこないと大騒
しかしゴミ部屋に住む彼女の両親は、私達の両親が騒ぐ時間になっても帰宅しなかった
いつご飯を食べるんだろう?
それから数日後、再び、ゴミ部屋に住む友人の家に遊びに行ったら、元のゴミ部屋に戻ってた
あの時の掃除は無駄だったんだなって誰もが思った
そして彼女は中学卒業と同時に東京に就職
それっきり彼女とは会った事が無い
あの時の部屋ソックリ写真を見た衝撃で彼女を思い出した
ここの住人は50代独身女性
飼い猫が5匹
貧困と隣り合わせの状況で生き延びるために心をマヒさせた結果だと。
貧困と無頓着って比例するの?
中学時代の彼女の容姿は太ってたしお世辞にも清潔とは言えなかった
そんな環境にした親の責任は大きい
進学の三者面談の時に初めて彼女の母親を見た
イメージ通りの母親
その母親に
『何できたんだよ』
彼女の顔が般若になり母親に足蹴り
彼女は今どうしているんだろう
結婚して子供がいて綺麗な部屋で幸せにしているだろうか・・・。
何となくだが、幸せ生活とは無縁な暮らしをしている気がする
オマケ
ぼったくりは駄目でしょ( ̄ε=‥=з ̄) プンスカ