今日も来たよって宜しく♪
私がゴミステーションに捨てた服をゴミ袋ごと拾って持って帰り(洗濯して着たかどうかは知らない)見覚えある私の捨てた服を着て堂々と町内を歩いてたオバサンを久しぶりにスーパーで見つけた
気づかない振りして、その場の商品を手に取り、早く通り過ぎてくれ(心の声)
・・・が見つかり声を掛けられた
『暫くぶりね、最近ワンコの散歩姿を見なくて心配してたじゃないよ』
『暑くて涼しい夕方に散歩してるの』
『暑いものね~私もスーパーの開店時間から居るのよ』
スーパー開店時間と言えば午前9時
私がスーパーに入ったのは1時
って事は4時間もスーパーにいるって事?
P子さんの節約に脱帽
ふとP子さんの買い物籠の中に入ってる食材に目が
4時間もスーパーでウロウロして、籠に入ってるのは“うなぎ”一点(中国産)
エアコン代の節約?
スーパーウロウロしてるだけで足腰も鍛えられるし
そう言えば、スーパー店内では、そっちこっちで井戸ババ会議
『今日は豪華に“うなぎ”なのね』
『そうなのよ~今日は特売日よ、買わないの?』
『頂き物のお野菜があるから天婦羅粉を買いにきたの』
『エビは?天婦羅はやっぱりエビが一番美味しいよ』
何だか今日は強気のP子さん
『うち、エビはフライが好きなの』
オーホホホホホホホホッ~←負け惜しみ
『じゃあ~私急ぐから、またね』
そう言ってその場を離れようとしたら
『ねぇねぇ~新聞紙とか雑誌とかどうしてる?』
『古紙収集場でポイントに変えてるよ』
『あら~やっぱりやってんのね』
『P子さんも古紙でポイントを集めてるの?』
『当然よ~燃えるゴミの日に大量に捨ててる人の気がしれないわ』
『もしかして、ゴミステーションから、古紙のお持ち帰りしてる?』
『うふふふふふふっ~』←不気味な笑い
『熱中症に気をつけてね』
もうダッシュで自宅に戻り
『ジッちゃん、新聞とかの古紙、最近少ないけど捨ててないよね?』
一瞬?タジタジなジッちゃん
『町内で古紙を集めてる人がいるから少しだけ別に取ってるべ』
頭をポリポリ掻きながら、すまなそうに言う
『町内の人って誰?』
『老人会の人達だべ』
老人会?
古紙なんて集めてたっけ?
暫くして“ピンポーン”と痛快になるはずのインターホンが
ビ~ン~ボ~ン~電池切れか?鈍い音で来客を知らせた
『はい、どちら様?』
『老人会の者ですが』
ジッちゃんが玄関に出て応対
隠してた古紙を、その老人会の数人のオバサマに渡してた
『いつも有り難うございます、助かりますわ~♪』
そう言って足元軽やかに戻っていった
私がいつも新聞や通販で届く雑誌なんかを大事に束ねポイント交換に行くのを知ってるのに、集めてた古紙の半分は老人会の熟女なオバサマ達に渡ってた
ジッちゃんの裏切り者ーーーっ←鼻の下を伸ばしてたジッちゃん
老人会の熟女オバサマ達に負けたわ