魔法の言葉【けじめ】

　　　　　　　　　私のお馬鹿な人生を応援してね(*^^*ゞ

　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　これも応援してね

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　　　　　　　　　　　　　　沢山のコメント有り難うです

　　　　　　　　　　いっぺんにコメント返せないけどゴメンよ

　　　　　　　多忙の為にコメが残せなくても必ず応援には行くもん

　　　　　　　　　　　　　　だから気軽にコメ残してね

　　　　　　　　　　　　*：・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　別れも告げず突然姿を消した小百合

　　　　　　　　　　　　　　『あら知り合いだったの？』

　　　　　　　　ママに促されてボックスに座って飲む事にした

　　　　　　　　しみじみ小百合の顔を見ると疲れた顔してる

　　　　　　　　　気をきかして小百合と２人にしてくれたママ

　　　　　　　　　　『何故、何も言わずに居なくなったの？』

　　　　　　『本気で好きな男が出来ると仕事が出来なくなるから』

　　　　　　　　　　　　　　　『それって俺の事？』

　　　　　　　　　　　　　　　笑って誤魔化す小百合

　　　　　　　　　　　　　相変わらずコロコロ笑う女だ

　　　　　その日から小百合のマンションに度々泊まるようになった

　　　　　　　　　　　　　小百合は痒い所に手の届く女

　　　　　　　　　　　　　　　　　　居心地が良い

　　　　　　　　　　　　　　　そうとは知らない敦子

　　会社の上司も行きつけの店、小百合と研二の仲は直ぐに知れた

　　　　　　　　　　　　　　当然、敦子の耳にも入る

　　　　　　　　　『研二さん仕事が終わったら話しがあるの』

　　　俺から別れを切り出さなくても別れましょうとでも言うのかな？

　　　　　　　　　　　　　　　　　そうあって欲しい

　　　　　　　　　　　　　　　　俺って勝手な男だな

　真っ白なキャンパスのような敦子を俺色に染めたいと思った時もある

　　　　　　　　　　　しかし敦子は偽者の白いキャンパス

　　　　　　　　何も知らない振りして、したたかな女だと思う

　　　　　　　　　　　　　　　　束縛が愛だと勘違い

　　　　　　　　俺が始めての男だなんて嘘っぱちに決ってる

　　　　　　　　恥ずかしいから仕事でミスなんてしないでね

　　　　　　　　　　　　　　　　平気な顔して言う敦子

　　　　　とにかく結婚の二文字から逃れる為なら黙って話を聞こう

　　　　　　　　他の誰にも聞かれたくないから部屋で待ってて

　　　　　　　　　久しぶりに自分のアパートに戻って驚いた

　　　　　とっくに敦子は部屋に居て夕食の支度をしているではないか

　　　　　　　　　　　　　　　別れ話じゃないのか？

　　　　　それにどうやって部屋に入ったのだ、合鍵は渡してない

　　　　　『お帰りなさい、もうちょっとで料理が出来るから待ってて』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　不安がよぎる　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　敦子が別れ話をしないなら俺から切り出そう

　　　　リビングボードからウイスキーを出してロックで一気に飲んだ

　　　　　　　　　　　　飲まなきゃ何も言えない気がした

やがて食事の準備が出来たわよと料理学校に通って覚えた料理のパレード

　　　料理が並んだテーブルに座り頬杖をつきながら自慢そうに微笑み

　　　　　　　　　　『さっ食べて、先生に褒められた料理よ』

　　　　　　　　　　　　とても食事など出来る気分じゃない

　　　　　　　　　　　　　　『食事の前に話しって何？』

　　　　『私、会社に貴方と結婚するからって退職届を出したの』

　　　　　　　　　　　『えっ？俺は結婚なんて考えてないよ』　　　

　　　『そんな事を言ったってお腹の赤ちゃんが待ってくれないわ』

　　　　　　　　　　『子供って・・・・俺はしっかり避妊して・・・』

　　　　　　　　　　　　　　そこまで言うのがやっとだ

　『避妊してるって言ったって100%じゃないのよ、現にお腹にいるもん』

　　　ウイスキーのストレートが一気に回ったのか思考回路がショート

　　　　　　　　　　　　　　　　俺は罠にはまった

　　　　　　　　　　　　【私、蜘蛛アレルギーなのに～(￣Д￣;;】

　　　　　　　　　　　　　　　　　女の最後の罠

　　『分かったよ責任は取る、だけど他に付き合ってる女が居るんだ』

　　　　　　　　　　　　『やっぱり噂は本当だったのね』

　　　　　　『彼女とキッパリ別れるから、結婚の話は待ってくれ』

　　　　　　　　　　　　　『その女の所に連れて行って』

　　　　　　　　『それは駄目だ、お互いを知らない方が良い』

　　　『嫌よ、私の目の前で別れるってキッパリ言うのを見届けるわ』

　　　　　　　　　　　『信じてくれよ、ちゃんと別れてくるから』

　　　　　　　　　　　　　　『嫌よ、どんな女か見たいし』

　　　　　　　　　　　　　らちがあかない堂々巡りの会話

　　　　　　　　『分かったよ、今度の日曜日に一緒に行こう』

　　　　　　　　　　　　　そう言っておくのが１番良い

　　　　　　　　　　　そして、その前に小百合に全て話す

　　　　　　　　　　　　　　小百合は他の女とは違う

　　　　　　　　　静かに一歩引いて笑って別れてくれるだろう

　　　　　次の日の退社後に真っ直ぐ小百合のマンションに向かった

　　　　　　　　　小百合の勤めるスナックは休めと言ってある

　　　　　　　　　　　　こうなった以上けじめを付けなくては

　　　　　　　　　　　　　　　小百合と別れるしかない

　　　　　　　　　　　　　　　『研二さん、あのね私・・・』

　　　　　　　　　　　　　　いつもの小百合と様子が違う

　　　　　　　　　　　　　　　『いいよ先に話してごらん』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『妊娠したの』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　思わず

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『誰の子？』

　　　　　　　　　　　　　　小百合の手が左頬に飛んだ

　　　　よろけた所に後を付けて来た敦子が部屋に飛び込んできて

　　　　　　　　　　　　　　『私の研二さんに何するのよ』

　　　　　　　　　凄い剣幕で小百合に飛び掛り修羅場と化した

　　　　　　　　　　　　　　　　女同士の喧嘩って凄い

　　　　　髪の引っ張り合い足蹴り何故か顔を目掛けて爪を立てる

　　　　小百合の方が身体が大きいのに敦子に馬乗りにされ劣勢

　　　　　　　　　　　　　　　２人を引き離すのが大変

　　　　　　　　　　　　小百合もいざとなれば怖い女に変身

　　　　　　　　　　　　　　どちらの女とも結婚が恐ろしい

　　　　　　　　　　　　　　　　　２人の女の真ん中で

　　　　　　　　　　　　　　　　　『冷静に話し合おう』

　　　　　　　　　さんざん女を泣かせた俺の口から出た言葉

　　『私は研二と別れない子供が出来たのよ誰の子でもない研二のよ』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう言った瞬間

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敦子は

　　　　　　　　　　　『あんた私の会社の上司とも寝てるでしょ』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『何？上司と？』

　　　　　　　　　　　　　『それは研二と再会する前の話よ』

　　　　　　『もういい!!俺はどっちとも結婚したくない、お腹の子は・・・』

　　　　　　　　　『まさか私に、お腹の子を始末しろって言うの？』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　逆上した敦子

　　　　　　　　　　　　　　いつの間にか手に果物ナイフが

　　　　　　　　　　　　　　　敦子は下を向いて突進した

　　果物ナイフを下に構えていたので飛び上がってかわそうとしたら

　　　　　　　　　　　　　　　　太ももに刺さった

　　　　　　敦子も俺を刺した勢いが強くて薬指が切れて落ちた

　　　　　　　　　　　　意識が戻ったら右足が動かない

　　敦子はショックで流産し永遠にエンゲージリングをする指を失った

　　　　　　　　　　　　小百合は1度も見舞いにこない

　　　　　　　　　　　　　　　　　当然だよな

　　　　　　　　　　『小百合さんは今どうしてるのかな？』

　　　　『小百合の過去を知らない男と結婚して幸せになってるさ』

　　　　　　　　　　　　　　　　『敦子さんは？』

『ショックで流産し子供の出来ない身体になってしまい俺と結婚したんだ』

　　　　　　　　　　　　『帰れば敦子さんが居るの？』

　『夫婦だもの当然いるさ～おっもうこんな時間だ帰らないと殴られるよ』

　　　　　　　　　　　　　白髪の髪が歳より老けて見える

　　　　　　　　　　　　　　　もうすぐ年金暮らしだよ

　　　　　　　　　　　『みゆきママ勘定して、安く負けてね』

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪

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