怒涛のうちに終了した12月1日のマメタンガン初ライヴ。ご来場いただいた皆様誠にありがとうございました。
また感想やコメントをお寄せくださった方にも心からお礼を申し上げます。
(photo by Madame M)
終演直後の打ち上げで、さっそくバリ料理とビールを前に演奏の反省、今後の抱負、バリ音楽談義に花が咲いただけでなく、その後1週間、来ていただいた友人知人先輩諸氏からのコメントや、それに対するリアクションがメンバーの間をメールが飛び交って、ググンタンガンの難しさ、アンサンブルの面白さ、私たちの課題といった話が続々。メンバー個々にはその後もあって話す機会はあるんだけど、揃って顔をあわせるのは来年の初稽古までお預けなので、メール談義です。
演奏のあとにこんなに活動や音楽について語り合うことってまれでは?ってくらいです。多分グループにもよると思うけど、複数のグループで活動してきた私の経験でも、ガムラン奏者が自分の演奏について思ったことを、ことばでこんなに語りあうのは珍しい気がします。だいたい、みんな自分の演奏の反省や課題を個人的にかみしめることが多い。個人個人の間では話題にしても、みんなの間にメールが回ることはあんまりありません。みんなそれぞれ感じている、という前提で、あんまりみんなで議論したりはしないのね。でも珍しく今回はそういうことになりました。そのこと自体が貴重だなと思います。
何でもすぐにことばで話し合って解決しようとするよりも、演奏の中でお互いの気持ちを探る方がいい場合もあるし、こういう小さなグループでお互いをよく知っている場合には、いわなくてもわかるということや、いわないでいることも時にはまた大切だと思う。なんでもことばにして話し合えばよいと思っているわけではないのです。でも今回はいろいろなことばが吹きだしてきたことも大事なことだと思う。新しいグループを作り、新しい音楽に挑戦するということの、面白さと難しさをとても強く感じるライヴでした。
さあて、ちょっと休んで、また来年次の一歩。