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まんやま独歩

「夢」を背負って

新春に皇居で行われる「歌会始の儀」
お題は「夢」でした。

私も詠進していました。

砂と夢背負ひ登りし天山のあの日の道にまた帰り来ぬ

昨日(12/25)が入選者の発表でしたが、入選は叶いませんでした。

歌に込めた思いは以下の通りです。

学生時代の天山歩荷
山頂までの長い道
背中には砂を詰め込んだ重いキスリング
汗をダラダラ流しながら登ったアスファルトの照り返し道
山道では喘ぎながら一歩、また一歩
それでもあの頃の私たちには大きな夢があった
背負っていた砂以上のとてつもない夢が

就職してもしばらくは山に登っていたが
いつの間にか仕事に熱中
山への憧憬は心の片隅に

そして迎えたセカンドライフ
天山歩荷のあの道に
また帰ってきたんだと…


ところで、入選者を伝える新聞記事ですが
「歌会始 入選10人決定」の見出し
本文を読むと10人の筆頭に
「長崎県諫早市の」
一瞬ドキッとしましたが…
別の方でした。



天山までの道
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