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まんやま独歩

長崎山清水寺(清水観音)九州西国霊場第二十五番

福岡、大分、熊本、佐賀、長崎の北九州5県にまたがる九州西国霊場を順不同で廻っています。
九州西国霊場は、古くは「筑紫三十三番札所」と呼ばれていた三十三観音霊場です。
今回訪ねたのは、長崎市にある清水寺です。

ここも通称「清水観音」と呼ばれています。地元では安産祈願の寺として、戌の日には多くの参拝者が訪れます。


看板の右肩に「九州西国霊場二十五番札所」の文字

長崎は坂の町です。
お寺に通じる長い石段


お城のような石垣

近づいてきました。

長崎らしい石の門

アーチ橋のよう


本堂へ






本尊 千手観音立像

この千手観音は京都の清水寺に祀られていましたが、江戸時代、はるばるこの地に運ばれたものです。
とても珍しい千手観音で、頭の上に小さな仏像が乗っています。また、一組の手が頭上で組まています。

(許可を得て撮影)

私が熱心に見入っていたら、お寺の方が両隣の厨子の戸を開けてくださいました。

ビフォー

アフター(御開扉)


右の厨子

毘沙門天

左の厨子

勝軍地蔵

防具をまとわれた珍しい地蔵さま

なお、厨子の前には
「原爆殉難者霊位」
「長崎大水害犠牲者霊位」
「戦争犠牲者霊位」
の各位牌

外へ


ここは京都の清水寺と同じで舞台作りになっていますが、木組みではなく石造りです。








大師堂と桜の老木


大師堂の中に

「縁」


本尊の千手観音が京都の清水寺から長崎に運ばれてきたのも「縁」ですし、かってこの寺は京都清水寺の末寺だったそうです。

石造りの清水の舞台からは長崎の山や港が見渡せます。


(九州西国霊場巡礼 残り19寺)
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