先週の水曜日、22:30竹芝桟橋発のさるびあ丸で、御蔵島に向かいました。
朝6:00、御蔵島に到着し、宿泊先のココソラさんの車で宿に向かい、朝食をとって、ドルフィンスイムの説明を受け、ウエットスーツを着て、シュノーケルのセットを借り、ボートに乗って海に出ました。
初めて海に飛び込んだ時の衝撃は想像以上でした。
足がつかない海で、最初はガイドさんが用意してくれた小さな浮き輪につかまらなければいられませんでした。
シュノーケルの口呼吸も慣れるまで時間がかかり、午前中はカメラを持っていくどころではありませんでした。
シュノーケリングも調子の良い時は落ち着いて呼吸ができるのですが、上から海水が入ってくると、海水を飲んでしまいパニックになって、溺れそうになりました。
イルカも見ましたが、それどころではありませんでした。
午後は雨が強まって、波も高くなり、ボートに乗ったら、マジのパイレーツでした。
まだ不安はありましたが、カメラを持って入らなければと思って、午後イチで海に入ったら、やはり、カメラに意識が行くと呼吸がおろそかになり、命の危険を感じたので、次はカメラを置いていきました。
その時が一番感動的なイルカとの出会いでした。
すぐそこを親子のイルカが通り過ぎ、子どものイルカが振り返って私を見て笑ったようでした。
カメラがなかったから良かったのかもしれません。心いっぱいで愛を送ったら、他のイルカたちもゆっくり泳いでくれました。
でもそんなわけでやっぱりカメラを持って入ろうと決心し、良い時は良かったのですが、海水が入ってくると、パニックになりながら、必死でカメラで追いかけたような具合でした。
イルカさんと遊んだり、一緒に泳いだりするためには、海での泳ぎがもっと上手にならなくてはならないことを知りました。
8月のスキューバダイビングは、水深30メートルくらいまで行く予定なので、本当に真剣に取り組まなければ、命に関わることがわかりました。
それでも自分の心と身体と頭をフル回転して、取り組まなければならない経験は素晴らしいものでした。
普段、私たちはそんなことを考えなくても生きていけます。
でも海の中では生きていけないんですよね。あの塩辛い重い生きた水の中で、イルカはじめ、海の生物たちは生きていることを思うと、リスペクトと共に、生き物としての共感が高まりました。
翌日は帰る船も欠航になり、御蔵島に来る予定の船も欠航になり、観光ガイドさんに連れていってもらって巨樹を見に行ったり山歩きをしました。
ジャングルのようなところを歩いて転んで脛と膝をぶつけ、今も傷と違和感は残っています。
初心者コースと気楽に構えていたら、私にとっては全く初心者コースではありませんでした。
車に乗っている間、ガイドさんともたくさんお話をしました。横浜出身で大学は山梨大学に行っていたということで、年齢も私より3歳上なだけだったので、話に花が咲きました。
これが初めてのシュノーケリングだというと「チャレンジャーだね」と笑っていました。
ついでにYouTube やっててGoProもって海に入った、というと「すごい!」と絶賛してくれました。
宿の人も島の人も道中ご一緒した方々も皆良い人ばかりでした。
帰りの船は御蔵島に昼、接岸できないことを踏まえて、朝のうちに八丈島行きに乗り込み、折り返し運転する船だったので、通算14時間半、船に乗っていました。
特等の部屋をとっていたので、良かったです。
船のレストランでお土産買えなかったけど、どうしようと息子と話していると、レストランの方が声をかけてくださり、竹芝桟橋のショップ竹芝が開いていると教えてくれました。
お店で買い物していると、その方が来てくださり、「お土産見つかりましたか?」と聞かれ、「本当に助かりました。ありがとうございます」というと、「きっとここならあると思って」と安心されたようでした。
息子が「あんな良い人いるんだ」というので、「すべては鏡だから。自分が良い人なら、良い人にしか出会わないよ」というと黙って聞いていました。
また、レインボーブリッジの夜景や御蔵島の様子は動画をアップする予定です。
とても楽しくて有意義で勉強になったドルフィンスイムの体験でした。