病院の作りは正面玄関が直進し裏へと出られる。昔話だからこうなっているのだ、当然裏口近くに厨房が有って毎度ご飯を三食頂居ました。でも今回胆嚢炎を発症しひと月以上物入院でしたから寝ている時は色んな創造の話が出るけど一つだけ物語に繋がり今まで書いて来た熊小との物語である。寝ているようで寝てない状態だから夢と言っても頭はさえてた気がする。
時間が来ればトイレに駆け込むしかない毎度の生活、入院時から三週間は点滴で栄養を補給する。栄養と言っても280klですから三杯飲まされても840kl程度なので太れるはずはない一方的に体重は減って行くのが現状だ。この様な毎日です。隣からご飯の匂が流れて来るが最初は気にしてたが自然に成れてしまう。
胆嚢液が薄まり本当の色なんだろうと自分は見てたが流石先生未だですねと反応する。もう少し待ちましょうでご飯の話は無い。やっと食べられたのは重湯である、腸に暫く何も入れて無かったので順番として重湯からスタートした。食べ応えは感じす、スプーンですくっても米粒は無い。白く濁ったどぶろくと似ているが此れがご飯なのでね少しは時間掛けて頂いてました。
重湯から三分がゆに変るまで一週間は掛かったかと、これまた本当のご飯までは程遠く感じる。やっと全がゆに迄辿り付けたが白飯は出ない、おかゆ生活が暫くと言うよりこれ以上は無さそうだ。
脇腹に刺さっている胆汁液を採取するチューブがある、時折消毒を施し清潔な物に取り換えする。看護士が週三回行っていた。絆創膏かぶれが有り手でかきたいが出来ないはがゆさが出る。取り換えてもらう時、何とも言えない気持ちよさが伝わる。一時だがかゆさから解放だ。続く8へ