焦りや追い詰められた気持ちは大きく
心が休まる事はなかった。
すぐに職安に行き
重症心身障害施設で働く事になった。
そこでも過緊張、不安、孤独感
仕事ができない
など色んな事があった。
時間へのこだわり
段取りの悪さ
その他色々で
ある日施設長から発達障害ではないか
と指摘を受けたことから
下の病院で検査を受けるよう勧められた。
この事がキッカケで
私は自閉症スペクトラムという
発達障害だと言う事が判明した。
これまでの事が腑に落ちたし
発達障害だと認められたいし
公表したい気持ちだった。
そんなこんなで
下関でも
重症心身障害施設
スーパーのお惣菜コーナー
スーパーのデイリーコーナー
コンパニオン
レストラン
ラウンジ
バーテンダー
色んな事をしていた。
だけど·····
いつもいつも不安で仕方なかった
何者でもない自分
何者にもなれない自分
何かになりたい
何かを掴みたい
結婚して主婦にはなりたくない
自分で自分の道を生きていきたい
生涯現役で生き生き生きたい
家族がいても
友達がいても
今のお金があって生活はできていても
常に先の不安で押しつぶされそうだった。
2017年11月
5年振りに旅行で札幌に行った。
5年前とは違い
心底幸せを感じた。
郷愁の思いでいっぱいになった。
ゆるし学で知り合ったKちゃんに会い
J師匠に会うのが怖かったけど
勇気を持って会う事にした。
5年前とは違い
かなり穏やかに感じた。
会って良かったと思った。
Jさんから
スピリチュアルに関わる事の
危険性を色々言われていたため
札幌に呼んでくれたHさんとは
縁を切ってしまった。
人として凄く助けてくれたし
Hさんのお陰で札幌を知れたのに
関わってはいけないと思い
連絡を絶ってしまった。
1週間滞在し下関に帰った。
そしてまた不安定な日常を送っていた。
そこからまた1年後
2018年11月再び札幌に旅行した。
KちゃんにもJ師匠にも会った。
J師匠から【未来エステ】という存在を教えてもらった。
真の美容。若返り。
それを知った時
【これだ！！！】と衝撃が走った。
ずっとずっと自分が求めてきたもの。
真の美容と健康。
道具など使わずその人を見て
良くない所を調整し真に健康で美しくし
皆が笑顔で幸せに生きられる。
自分も人も本当に若く美しくできる。
すごく熱いものが込み上げてきた。
北海道神宮にどうしても行きたくて
数日後11月10日参拝した。
その時胃の奥に
ドーンと重くのしかかるものがあった。
そして·····
『私、ここに住む』
そう決断した。
2018年11月10日札幌移住決意
11月11日Jさんの所に勉強会に行く事になっていた。
どうしようもなくスープカレーが食べたくて
Jさん宅と反対方向だったけど
行きたくてたまらないスープカレー屋さんに
遅刻覚悟で食べに行った。
その近くに『Pハウス』という
不動産屋さんを偶然に見つけ
飛び込みで
来年こちらに引っ越してきたいと伝えた。
この人がIさん。
今も友達。
このPハウスは
2011年に家を見つけた不動産屋さんだった。
そして
2018年12月1週間という期限を儲け
家探しをした。
もう1つの不動産屋さんと交互に
家を探した。
30軒以上まわった。
どこもダメかも。
家はもう見つからないかも。
と悲しく諦めかけてた時
Iさんからメールで
『この家どうですか？』と届き
半ば諦めモードで取り敢えず見る事にした。
古びたパッとしないアパート。
嫌だなと思った。
だけど
中に入って間取りを見た瞬間
『ここにします』
そう伝えていた。
自分が望んでいた間取りだった。
収納が広く
東に大きな窓があり
台所の棚が赤で可愛かった。
帰る前日に決まった部屋だった。
ここが【201号】
2011年住んでいたのが
反対側の【103号】
下関でも【103号】
祖母が他界して2012年から住んでるのが
【201号】
札幌の新居も【201号】
10年前は男性のIさん。
10年後は女性のIさん。
何だか運命を感じた。
こうして
移住を決意してから2ヶ月後の
2019年1月10日札幌に移行し
1月11日入居を済ませた。
不思議な縁とタイミングが重なり
生涯行く事はないと思っていた北海道に
まさか自分が住む事になるとは思いもしなかった。
そして今も時々不思議で仕方がない。
何か大切な事があるのではないか
と思ったり
そんなの嘘だと思ったり
まだまだ落ち着かない日々を過ごしてる。
でも
2022年4月11日
3年3ヶ月ぶりに下関に帰省し
2022年4月15日から
札幌第2幕が開幕したような気がする。
