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((つづき))
●tacica
TOUR 2014 「三大博物館~HELLO HALO~」
●2014年1月25日(土)
●Zepp Tokyo
めちゃくちゃ長いです。
しかもこの次もあります…。
良かったらお付き合い下さいませ。
●歌声。
猪狩くん、絶好調!
最近は不調で声が裏返ったりするライブもあったんだけど。
『ジャッカローブ』の高音もキレイ。
この日の歌い方は全体的に優しい。
こぶしを使うみたいに、激しく歌うライブや、
叫ぶ様に歌声が強いライブもあるんだけどね。
1曲1曲を丁寧に歌う感じでした。
歌も最後の長い伸びで、猪狩くんの肩が震えてる事に気づく。
そのくらい振り絞って声を出してくれてたって事。
それに気づいた私も震えたわ…。
ピックもあまり使わない。
予備のピック2本しか差してないんだもん。
使う人は、6枚くらいマイクスタンドに刺さって並べてるのに。
前方、いろいろ見れます。
汗っかきだから、水すごく飲んでるのかと思いきや、あまり飲まない!
ライブ終わりでペットボトル1/4くらいしか飲んでないのも驚いた。
MCの沈黙は仕方がないと思う。
あんだけ歌ってるのに、MCも全部担当してんだもん。
小西くん、MC手伝おうよー。とも思う。
コーラスは小西くんもやるし、6年前は喋ってたのに。
あっ、今後に期待していいのか!?
●頑張れない。
猪狩 「あー、MCが1番緊張する。」
女性客 「頑張ってー!!」
猪狩 「(5秒くらいして)……ふっ。
頑張って、って言われてもさ、
頑張って出来る事だったら、もう喋れてるよ(苦笑)
それ出来てたら、こんな苦労してない(苦笑)」
MC、喋れてると思うけどな。
上手だと思う。
準備する独特の“間”があるから、そう思われがちだけど。
こんなに文字に起こすの大変なMCもない気がする。
すんごい喋ってるよー、いがりん。
●ステージの後ろには…。
黒ベースに白い文字で【TMM】の垂れ幕。
three major museum
三大博物館のロゴが、どどん!と掲げられている。
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猪狩くん、後ろを少し向いて。
猪狩 「普段(ステージに)何もしないんだけどね。
悪あがきしてみました(笑)」
客 「カッコイイ!!」
女性客 「欲しい!」
まさかの、おねだり(笑)
猪狩 「………えっ!?
…………あげないよっ!!」
ビックリしたみたいです。
珍しく声をあらげてました(笑)
●トシくんのグッズ紹介
猪狩 「そろそろ始めましょうか…。」
会場 「???」
猪狩 「トシくんの……グッズ紹介。」
会場 「きゃー!!!!!」
トシくん大人気。
しかも人気コーナーですからね♪
トシ 「…みなさん、こんばんは…
グッズの紹介をさせて頂きます…」
座ったままで、お決まりのセリフをいつも通りの弱々しい声で言うトシくん。
最後だろうと、変わらずで良いね。
Tシャツの紹介時も「立って!見えなーい」の声で恥ずかしそうに立ち上がる。
これもお決まり。
うん、うん良いね。
だけどこの日は少しテンパってた様子だったな。
商品名がポンポン出てこない。
トシ 「えっと、えっと…」って。
すかさずドラムに貼ってあったカンペを慌てて手に取り、機械的に読み上げる(笑)
カンペあったのね。
私がツボだったのは、読み上げて用無しとなったカンペを、
右手で持ち、腕をさげて、パッとその手を開いたの。
ドラム横にヒラリと悲しく捨てられるカンペ。
そこに捨てなくても良いのに。
ゆっくりの動作ながら、むごい事するトシくん(笑)
一人で噴いてしまったじゃないか。
この間もチラチラとトシくんを見ては、ニヤっとしてた猪狩くん。
●トシくんから挨拶。
グッズ紹介の流れで…
トシ 「あの…僕はもう抜けちゃうんですけど…
これからもtacicaを応援して下さい!」
小さい声ながらも、力強く言ってくれた。
鳴り止まない拍手。
温かいファンのみんな。
トシくん本人からの言葉は正直きつかった。
本当なんだなって。
もちろん今後のtacicaも応援するよ。
トシくんだって応援する!
(僕の仕事終わりましたけど)という不安な顔したトシくん。
チラチラっと、猪狩くんを見つめる。
それに気づいて、トシくんを見る猪狩くん。
すぐ視線を戻し、ふいっとシカト(笑)
(挨拶もしたし、あとどうすれば…)
少しパニックになるトシくん。
いじわるだなぁ。
だけど愛はたっぷりこもってるけどね。
●これからのtacica。
パニックなトシくんは置いといて、話し出す猪狩くん。
猪狩 「隠す事でもないから言っちゃうけど、
正直言って、これからの事はまだ何も決まってない…
5月のイベントはもう出るって決まってるし、ちゃんと出るからさ。
でも、大丈夫。
死ぬわけじゃないんだから。」
まだ次のドラムがどうとか、決まってないはずだよね。
トシくんは、いるんだもの。
このツアーを3人で作り上げなきゃいけないんだもん。
まずは、今。
tacicaらしいと思った。
私たちは今後も彼らを見守り続ける。
ただそれだけ。
5月のイベントにも出るって言ってくれたのは嬉しかった。
出演延期も覚悟してたから。
●重要な心配事…
猪狩 「…ただ心配な事が一つあるんだ。
グッズ紹介をどうするかって事。」
トシくん苦笑い。
もしかしたら抜擢されるかもしれない、小西くんも苦笑い。
うむ、大問題だ。
猪狩 「それを考えたらね、夜も眠れないほどだよ…(笑)」
えらいなー、ちゃんと場を和ませてくれる。
そんな気づかいに泣けてくる。
●『ハイライト』
これ、やりますか。
やっちゃうんですね。
そっちが泣かせようとしてるじゃないかー。
歌詞がトシくんとの事を歌ってる気がして、聴き入ってしまう。
後半の歌詞、
【同じ音色の日は、二度とは来ない】
この部分を猪狩くんは…
【同じ音色の日は、二度とは…】と。
“来ない”を歌わなかったのです。
【二度とは来ない】って言いたくなかったの?
断言したくなかったの?
3人の同じ音色は、これからも鳴り続けたかったの?
それを目の前で見てしまって、
もう胸が締めつけられた。
あああああ…
●久しぶりの曲は…。
猪狩 「今日は去年のHOMELAND 18 bluesのツアーの追加公演。
だからあのツアーでは東名阪は入ってなかったでしょ?
HOMELAND 18 bluesツアーに、三大博物館を合わせちゃったからさ。
ちょっとややこしい状態になってて。
ツアー中は基本ずっと同じセットリストでやっていて、変えたくないんだよね。
(メンバーの)この2人は変えたいと思ってるかもしれないけど(笑)
俺が嫌だから☆(笑)」
なんという王様猪狩(笑)
いつもの事だけどね。
もうある意味、微笑ましいよ。
猪狩 「だから今日のセットリスト、
名古屋と大阪行った人も分かると思うけど、
最初からナニゴトか、と思うよね(笑)
1曲目にやった『JADITE』。
この曲はトシくんがリクエストしてくれて。
あと『ウソツキズナミダ』はマネージャーのリクエスト。
トシくん、今までそんな事を言った事なかったのに。
“1曲目にJADITEやりたい!”って言ってきてさ。
でも正直、俺は嫌だなーって(笑)
この曲だけチューニング違うから、1曲やったらギター変えないといけないからさ。
だけど結果的に…凄く良かった、ね。」
トシくんやったね!
言わせたね!
トシくんのリクエストも素敵だったけど、
マネージャーからのリクエストって、貴重だと思った。
ずっと3人を見てきた存在でもあるし、
『ウソツキズナミダ』を選曲するってさー!
それを受け入れてやってくれる3人も、マネージャーと良い関係だったんだなって思う。
【tacica 猪狩】で画像検索すると間違って出てくる噂の彼ですね。
雰囲気が似てるもんな。
開演前も関係者の受付の準備してて、チラッとお見かけしました。
大好きな曲だったからナイスリクエストです!!
マネージャーさん、ありがとう。
『ウソツキズナミダ』本当に名曲。。。
まさかやると思わなかったから、聴けて嬉しい。
トシくんにはこの歌詞の最後みたく、
【嘘みたいに笑って欲しい】
●アレンジ。
『人間1/2』
ライブで聴いて好きになったんだよな。
生で聴くと、いつもは軽く聴き流す曲も大好きになってしまう曲は多い。
『アースコード』
『ウソツキズナミダ』
なんかは、過去そうでした。
『アースコード』なんて、ただ長い曲だと思ってたくらいだしね。←
ライブだと、あっと言う間。
ずっと聴いていたいと思うほど。
凄い魔力、生tacica★☆
話を戻しまして『人間1/2』の時。
あぁ、これも久々に聴く…
tacicaはライブ自体が少ないから、
1回のツアーでその曲やらないだけでも、かなり久々になってしまう。
なので嬉しい選曲。
ノリノリで楽しんでいたら間奏…
通常の間奏をアレンジして20秒くらい長いバージョン!!
えっー!!
その間奏の途中、白いスポットライトがトシくんに当たる。
ドラムソロのパートが!
堂々と叩くトシくん。
何これー!!!
カッコ良すぎる!!!
だけどなんでラストライブに、こんな粋なアレンジや演出を加えるのさー!!(泣)
聴きたくても2度ともう聴けないのに!
ズルい、ずるい!!(泣)
カッコ良さと、すぐに襲い来る切なさ。
はぁぁぁ…
演奏後に深く暗い溜め息が出てしまった。
そして次で、もう本編ラスト曲に。
●ラストは、いつも。
猪狩 「ありがとう。次で最後です。」
それだけ時間が過ぎていた事、
もう何曲も演奏してくれてた事。
この言葉を聞かなきゃ、分からなかった。
一気に会場のテンションが下がる。
現実に引き戻される。
ヤバイ、終わってしまう…って。
猪狩 「HOMELAND 18 bluesのツアーでもやって、
やっぱり最後はこの曲をやりたいのでやります。」
『DAN』
あぁ、終わってしまう。
猪狩くんは丁寧に歌ってくれた。
…演奏終了。
ギターやベースを下ろす仕草。
見ていて悲しい。
だけどアンコールは絶対やってくれると思ってしまう自分。
また出てきてくれると思う。
だめだね、ライブ慣れすると。
本当に最後かもしれなかったのに。
いつ終わりかなんて、こっちが決めてはいけない。
アンコールに出てこないアーティストだって実際いるもの。
3人もアンコールをやるつもりで居てくれるんだろうけど、
トシくんは最後の別れみたいにお辞儀をしてお礼をし、悲しそうに去っていく。
(つづく)
次はアンコールからになります!
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