私には小さい頃から気になっている事があった。それは「集中力が殆どなく、移り気である」という事。
小学生の頃に様々な塾に通っていたのだが、30分も同じ机に座っていられず、塾の先生からも集中力がないとよく指摘されていた。
大人になった今は少しは制御できるようになってきたが、一つの事を続けて30分以上続けるというのが困難。続けられるとしたらそれは「本当に楽しいと感じること」だけだろう。
その傾向は、占星術によって知ることが出来た。下の画像にある赤い四角形の配置がそれにあたる。スクエアと呼ばれていて、アスペクトの中でも緊張の度合いが強い配置だ。
基本的な意味は「葛藤・困難・激しい切り替わり・チャレンジ・転換」など。
エレメントの不和(≒価値観の不和)から、一方の欲求を満たそうとすると片方が疎かになる。それをスイッチの様に切り替えるのがこのスクエアだ。
画像ないでスクエアは沢山見られるが、この中でも
・月🌙 × 水星 ☿ 魚座×射手座の組み合わせ
・水星 ☿ × 木星 ♃ 射手座×乙女座の組み合わせ
・金星♀× 天王星 ♅ ※天王星の力が強いためサインは見ない。金星は天秤座。
この3つのアスペクトについて、自分が感じたことを書いていく。
まず月と水星だが、このアスペクトの意味自体は「感情や無意識と知性の不和・葛藤」を表している。
思った事を言葉に出来なかったり、考えていた事とは全く違った事を伝えてしまったりとする配置だ。
魚座は相手を優しく受け止めて一体化したいという無意識的な欲求を、そして射手座の水星は哲学的で抽象的な発言をしたり、知的好奇心が豊富になる組み合わせ。
相手をしっかり受け止めはするものの、発言がいまいち曖昧だったり難しかったりすることが多く、時には粗のある発言で相手を傷つけてしまう事もある。「本当はこう思っているのに...」と後悔することもしばしば。
しかし「相手を受け止めて励ます能力がある」とも考えることも出来る。粗はあるものの、相手を深く理解したからこそかけられる言葉もあるだろう。哲学や人生観を語れるというのも、大きなポイントだ。
総じて結びつかない部分も多いが、これもまた大きな武器ともいえる。
次に水星×木星の組み合わせ。こちらが最初に話した「集中力の無さ」を裏付けている原因の配置だ。
水星の持つ知的好奇心を木星が持つ拡大させる能力が刺激し、どんどん新しい知識を増やしていく。まるで「ほら、これもいいわよ」と商品を売りつけられているような感覚だ。
しかしこれが落とし穴で、興味・関心の分散を促してしまい、1つに集中するということが困難にさせている。趣味を表す金星が天秤座なのも相まって、どんどん新しいものに手を出してくなってしまうのだ。
「1つを徹底的に突き詰める蠍座(誕生星座)」と「興味を分散させる水星×木星」
見事に長所を打ち消している感がある...そう感じざるを得ない。
最後に金星と天王星。こちらはあまり意識していないが、金星自体がベネフィック(吉星)なのでいい方面に働くことが多い。
愛の形に自由を求める傾向が読み取れるが、実際私もそう考えている。
こんなところでカミングアウトするが、私はノンバイナリだ。LGBTという考え方はあるが、そんなことはどうでもいい。愛の形は人の数だけ存在している、そうした考えもここから来ているのだろう。
とはいえスクエアの配置なので、苦しい意味を取ることも。
例えば愛情の分散が起こり、愛していたと思っていたら態度が急変したり、逆に飽きて他の人に気が向いてしまったり。こちらでも気移りが起こる配置のようだ。
スクエアの配置が多いほど苦しく悩むことになるが、自分を成長させるための糧にもなりうる。価値観の違う人間と上手く接する方法を模索していくようなものだ。
配置とサインを意識して、互いに歩み寄る努力が大切である。
ここからは本当に余談なのだが、1つの記事を書くのに私は毎回1時間近く考えてしまう。恐らくこれも、上記の配置が関係しているのだと思う。
「こうでもない」「考えている事と書いている事が合ってない」「気が付いたら気が逸れて別な事をしている」
それらが細々と重なっていき、かなりの時間がかかってしまう。労力もかかるし。
...それでも書き続けている理由は、「人に気づきを与える空間を作りたい」という意識が働いているからだと考えている。
この話については、長くなるのでまたおいおい...