コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

13年と胃捻転の事を少し

2011-09-20 | 病気・健康管理

台風15号がこちらへ向かって直進しているようです。明日の日中は上空を通過するみたいです。
そういえば、13年前の9月22日にも台風15号がこの地方を直撃しました。なぜ覚えているかというと、その日はマーキュンが我が家に来た日だからです。一日早いけど、13年後に同じ15号が直撃だなんて・・・。

2年前の18号ほど勢力は強くないみたいだけど、油断大敵です。我が家は水害や土砂災害の心配はないけど、なんといっても風害・・・風当たりが強い場所なので、2年前の悪夢が再び起こらないよう、願うばかりです。

明日の午前中には暴風域に入りそうなので、朝は少しでも早くマーキュンのおトイレを済ませなくては・・・。マーキュン、ウンチは室内トイレでもできるけど、なぜかチッコは外でないとだめなんです。小さい時、私がトイレの躾に失敗して、一度強く叱ってしまったからなんです・・・それ以来、マーキュンは絶対に室内ではチッコしません。マーキングしまくりの大馬鹿野郎(ワカ)とは大違いです。

女子は全員室内トイレOKなので、万が一朝から暴風でも大丈夫。ワカチーは・・・ま、ほっとけばいいさ~。

 

さて・・・・

今日はシンディーの命日です。13年年経ちました。生後120日、一緒に過ごした日々はわずか2か月半でした。

ちょうど、フェザーとほぼ1週間違いの5月22日生まれでした。フェザーを見ていると「こんなんだったんだなぁ・・・・」って、あらためて、まだまだ幼かったシンディーを思い出していました。もっとも、シンディーは12キロありましたけど、フェザーは8キロですので、二回りは大きかったわけですけどね。

食が細くて、とにかく「食べさせる」ことに苦労し、毎回食事の時間が憂鬱でした。今思えば、十分体が大きかったわけですから、あんなに無理して食べさせることはしなくてよかったんですよね。当時は知識も経験もなくて、とにかく「大型犬だから食べさせなきゃ」って焦っていたんです。

13年前の9月20日は、秋らしい快晴で、とてもよいお天気でした。私はあまり過去の日の事を記憶していないのですが、この日の事だけは、まだはっきりとおぼえてます。忘れたくても、忘れられないほど、くっきりと・・。

シンディーにとっては「忘れてほしい日」でしょうから、できるだけ思い出さないよういしています。13年経っても、まだ「ああすればよかったのに、こうすればよかったのに」って、思うことばかりです。

シンディーは胃捻転を発症し、異変が起きてからわずか2時間で虹の橋を渡ってしまいました。当時はまだ「コリーは胃捻転になりやすい」ということ自体、ほとんど認識されていませんでした。今でこそ、コリーは胃捻転の好発犬種だということが、多くのコリーファンシャーやブリーダーの知るところとなりましたが、当時は「そんなことはない」という方もいらっしゃいました。

シンディーのように、生後数か月で発症することはごく稀だと思いますが、私の知る限りでは、胃捻転は老犬よりも若年~壮年にかけて発症率が高いように思います。そしてオスの方がメスより多いように感じています。さらに、もっとも発症率に影響するのは遺伝的要素であることは統計でもはっきりしているので、3親等以内に胃捻転を発症した犬がいたら要注意です。(シンディーはマーク、ローズと同じ犬舎でしたが、血統は全く違っていました。)

胃捻転予防としては、確実なものはありません。効果ありと確認されている範囲でいえば、食器を高い位置に置かない(床に置く)、フードはドライのまま与えない(水分を加える)、食後に激しい運動をさせない、食事は1日1回でなく、2回以上に分ける。などです。我が家ではすべて実行しています。

胃捻転を発症したら、様子を見るなんてこと、絶対にしてはいけません。数時間で命を落とします。たとえ夜中でも(夜中から早朝にかけて発症率が高いそうですが)、即、手術が必要です。でも、たとえ手術したとしても、助かる可能性は高いとは言えないようです。シンディーもすぐに病院に連れて行きましたが、心不全を起こしてしまい、助かりませんでした。

胃捻転に関して集めた情報を、以前は特集ページにして公開していましたが、今は非公開にしています。今後どうするか、まだ未定です・・・。

シンディーが生きていたら・・・もうヨボヨボのおばあちゃんですね。生きていたかしら・・・・叔母にあたるサマーちゃんがまだ健在なんだから、もしかしたら生きていたかもしれないなぁ・・・長生きの家系だったのかもしれないし。

シンディーが生きていたら・・・マーキュンに出会うことはなかったし、ローズが我が家に来ることもなかった・・・そう思うと、思いは複雑です。

シンディーが他界して、マーキュンが我が家に来た時、「どうかシン姉ちゃんの分まで長生きできますように」って、そればかり願っていました。天国のシンディーに、「マーキュンが長生きできるよう、ずっと見守っていてね」って、強く強く祈っていました。

シンディー、ありがとう。ずっとその約束をまもっていてくれているんだよね。

 

 

 

 


 

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5 コメント

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長文失礼いたします (マグノリア)
2011-09-20 19:40:56
胃捻転…。
我が家のコリ男も家に来てから2ヶ月目あたりで発症しました。
その2週間ほど前には腸炎で1週間の入院、やっと退院してきたと思ったら発症してしまいました。さらにその1ヶ月ほど前には、去勢と併せ足の爪の手術したばかり…。
コリ男が我が家に来てから、私は殆ど泣いてばかりいました…。
紆余曲折あって、せっかくうちに来てくれたのに、悲しいのと彼が気の毒なのと、一緒に過ごせないのとで、もう感情がごちゃごちゃになってしまっていました。

胃捻転は本当に怖いですね。
私もシェルっこたちを迎えるにあたり、特有の病気などを調べていたこともあって、すぐに『まさか胃捻転?!』と疑う事ができたので、診て頂くことが出来ました。
(とは言っても、病院は昼の休診中に手術をされていたらしく、お電話を頂けたのは発症から約2時間後、検査や開腹手術準備等で手術開始はさらにその1時間半後でした)

空ゲップから始まり空嘔吐、そのうち段々落ち着きがなくなり空嘔吐しながらも徘徊を始めました。お腹が膨らむといわれる症状は殆ど出なくて、わずかに張っているという感じで、腹部の誇張はあまりあてにならないと、その時痛感しました。
(誇張がないからといって胃捻転ではないという判断を安易にできないということです)

飼い主側で胃をすぐに元に戻してあげることが出来ないですし、手術をしても生存率が高くない症状なので、本当に辛いですよね。

今はすっかり元気になりましたが、当時は24kgしかなく、筋力が衰え痩せていたこと(先生が仰るには彼は骨格がいいタイプなので30~35kgが適正とのことです)、また環境のストレス、遺伝などのことも相まって、発症する条件が奇しくも揃ってしまったのかもしれないとの見解でした。

固定術を施術しましたが、それでも固定が外れてしまう場合もあるようですし、今でも日常生活で注意を怠ることは出来ません。

どの病気に罹患しても辛いことに変わりはありませんが、死をいきなり突きつけられる胃捻転は、本当にイヤですね…。
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元気です (サマー)
2011-09-20 21:58:28
サマーは14歳3ヶ月と20日頑張っています。
暑い夏も乗り越えました。過ごし易い涼しい秋も目の前です。
シンディーちゃんの分まで長生きしますね。
ボチボチ歩いて行きますので見守っていて下さい。

台風直撃、被害無いよう願っています。
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Unknown (なお)
2011-09-20 23:06:41
コリーとの暮らし初心者です。
いつも拝見し、勉強させて頂いています。
胃捻転のことも以前シンディーちゃんの記事で知り、食後の様子には特に気を付けています。
胃捻転の特集ページをぜひまた公開していただけたら大変助かります。どうぞよろしくお願いいたします。

マーキュンのご長寿をお祈りしています。
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Unknown (さわら父)
2011-09-21 19:01:23
台風通り過ぎましたね。お電話差し上げようとかとも思いましたが、バタバタしているだろうと思い控えました。
フェンスが無事なことを祈っております。
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Unknown (KISAKI)
2011-09-22 18:59:56
マグノリアさん
コリ男君も胃捻転になったのですね。まさにそのとおりで、胃捻転は痩せている方が発症しやすいのです。さらに、ストレスからも発症するといわれています。
もしかしたら、腸炎での入院がストレスとなってしまったのかもしれませんね。
胃捻転は腹部膨満が特徴といわれていますが、実際には胸郭が広がるような感じになるので、お腹が膨らむという感じとは違います。なので、お腹だけ見ていると、膨らんでいるようには感じないのかもしれません。
実際、誇張がなくても胃捻転だった例もあるみたいです。

若くて元気な犬が、突然苦しみだして、数時間で命を落とす・・・こんな恐ろしいことがあるでしょうか。コリーと暮らしている以上、胃捻転のことは常に頭においておきたいですね。

サマーさん
シンディーはサマーおばちゃんにそっくりなんですよ。生きていたらこんな感じなんだろうなぁ~って、いつも思っています。
14歳のサマーちゃん、もっと元気で長生きして、老犬の希望の星でいてくださいね。

なおさん
胃捻転は若いコリーの死因のかなり上位を占めるんじゃないかと思います。そのわりに、意外と知られていなかったり・・・・。
胃捻転のページは内容を整理して、再度公開したい気持ちもありますが、私は獣医ではないので、どこまで書いていいものかと迷うところがあります。あくまで、経験談として受け止めていただけるのでしたらいいのですけど・・・。

さわら父さん
ご心配いただき、ありがとうございます。今回、少しだけ台風が避けてくれたので助かりました。耐風フェンス、びくともしませんでしたよ(*^_^*)


 

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