まるういページ

歌詞を聴く。

もう完全に初夏な感じがする今日この頃ですね。


今回のお題は、「歌詞を聴く」。そう言えば、僕が普段やっているレッスンでは基本そんなことを言った記憶は全く無いです。おそらく。。。でも、大事だなあって最近思っていることがありましたので、述べていきたいと思います。

少し僕自身の話をしたいと思います。20代のかなり掛け持ちをしてバンドをやっていた頃は、とにかく次から次へと曲のコピーとフレーズの練習ばかりをしていました。当時はかなり上達のスピードが上がってきていまして、ステージでの動きなども考えながら弾けるようにもなっていました。

で、ちょっとした振り付けのあるLIVEに参加した時なのですが、笑顔作りも少し要求されまして、頑張って作り笑顔をしながらLIVEをしたんです。自分でいうのも何ですが、その時はかなり頑張って練習しましたよ。演奏はそこそこ、振り付けと笑顔バッチリ的な感じだったかと思います。そんな状態でLIVEをしていたら、何人かからかなりお褒めの言葉がきたんです。いやもう嬉しかったです。今でもそうですが、人生において褒められることがほとんどない僕にとっては、かなりテンションがあがった記憶があります。
その当時、とにかく目をしっかり開けて笑顔を作って舞台に立つのが一番いいことだって思ったんです。で、いろいろ他でもやっていたLIVEもほぼ全て動きを付けて笑顔で弾くようにしていったんです。すると、演奏がイマイチでも褒められることが多くなりました。間違えようがどうしようがとにかく積極的な動きと笑顔。これが僕の中ではキャッチフレーズ的な感じで考えていました。
そうこうしているうちに、とあるブルース系のバンドに参加した時に知り合いのミュージシャンの方から指摘を受けたんです。

「心が少しこもってない感じがする。」
「そんな躍動よりも、もっちゃり弾く方がいいと思う。」

最初、全く意味が分かりませんでした。というより、当時突っ張ってたところもあって、何言ってんだ的に思ってました。嫌な奴ですよね。

で、また別のLIVEの時に、そこのボーカルの方から歌詞カードを受け取ったんです。そんなことってほとんどなかったので、ちょっとびっくりしました。でも、ちょっと読んでみたんです。それでハッと気づいたんです。
とてもとても悲しい歌詞の内容なのに、僕はすごい笑顔で嬉しそうに動きながら弾いてたんだって。。。自分自身の間違いに、かなり落ち込みというか、音楽ってなんなのだろうって。。。すごく大袈裟ながらも音楽をやっていく意味とか必要性とかこれからどう音楽と付き合っていくかとかいろんな巡りで考え込みました。考えすぎですよね。そんな生真面目にも変な考え込みをして得た単純明快な結論。

「歌詞に見合った表情や動きを自分で考えて演奏すればいいんだ。」

まあ、基本僕が唄うわけでもないので、それほど気を使う必要もないし、主役が表現しやすい形にするのがベストだ。という結論にもなったんです。

言われなくてもわかりそうですよね。ただ、僕自身もそうなのですが、楽器を必死になって頑張れば頑張るほど、音数が多くなり自分の楽器以外の事が見にくくなっていきます。もちろんテクニック的に上手くなっていくことは、とてもいいことです。が、LIVEの場合は、特にボーカルがいる場合ですと、唄に含まれている歌詞や表現が最優先で客席に伝わるべきだと僕は思っています。
それに対してどう演奏していくのがベストかっていうことを、バックで弾くメンバー達がしっかり考えて演奏するべきだと僕は思います。ですので、可能な限り歌詞の内容をしっかり把握して演奏に挑むとすごくいいと思います。もちろん分かったうえで敢えてこうするんだって言うのもありだと思いますし、少なくとも分からない知らないよりは絶対いいと思います。歌詞をしっかり聴いて演奏することは理想だと思います。

今回、少し主観な内容になったと思います。バンドでの練習やLIVEをする曲の歌詞の内容をチェックしてみて下さい。おそらく、曲のアレンジにおける再認識もあれば、何かの考えや提案なんかも出てくるのではないかと思います。特に中級クラスだなあって自分で思われている方は、とてもお勧めしますよ。



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