まず曲を書きたいと思ったのは、高校生の頃でした。この書きたいと思ったと言うのがちょっとしたキーワードでして、当時曲が書けたわけではないんです。高校、軽音楽部にいてた連中からバンドに誘われて、関大前のジュエルというスタジオに何回かリハーサルをしに行きました。その誘われたバンドなんですが、全曲オリジナル曲をやろうとしていたんです。いやもう僕にはかなり衝撃的でした。あれも弾きたいこれも弾けるようになりたいって、そんなことばかり考えていましたから、自分でフレーズを作るとかって全く興味がなかったんです。当時、ギターの西浦くんとかキーボード弾いてた野村くんとかが、こんなフレーズ弾いたらええって教えてもらって、リハの音を録音して自分なりに練習してた記憶があります。今でも言われてはっきりと憶えているのですが、
「自分らしく弾いてもらったらそれでええで。」
この言葉はかなり後になるまで、良くも悪くも自分のベースプレイヤーとしての個性を追及していくことになります。
で、大学入ってから以降、オリジナル曲をやっていくバンドにもいろいろ参加していく形にもなっていきます。また、自分ひとりで曲も書けるようになりたいと思うようになります。とは言っても、唄もギターもほとんど経験のないベーシストの僕には、ひとりで曲を作るなんてとてもできるはずがありませんでした。とにかくオリジナル曲をやるバンドに入るんだって思いながら、募集を色々見てあちこちコンタクトを取って行ってました。20代前半くらいまでいろいろなアマチュアバンドに参加させてもらったのですが、やはり自分らしく弾けていないっていう思いが大きくなってたんです。というところの思いもあって、これはもう頑張って自分で作る勉強をするしかないと行動に出ます。
で、何をしたかっていうと、まずローランド製のリズムマシンを買いました。それで、好きな曲のスコア譜面を見ながらドラムを打ち込んでいきました。チマチマとプリセットしていったのですが、いやこれがなかなか楽しく感じたんです。で、ある程度お金が貯まったところで、ヤマハのシーケンスのQYシリーズを買いました。最終的にはQY700を買ってひたすら曲を作っていきました。
ただやっぱり、今もそうなんですけどメロディを作っていく作業がすごく苦手なんです。ドラムとベースばかりに考えがいってしまい、なかなか唄とかギターとかのフレーズが出せないんです。今から思えば、当時もっと唄やコーラスの練習をしっかりやっておけばよかったなあと後悔しています。いつも曲を作ろうとする時、ドラムから打ち込んでしまうやり方もよくなかった気がしています。そうは言いつつも良くも悪くもかなりの量の断片は作りました。とある作曲家の方と話をさせてもらった時に、プロというのは自分の好きな曲を書くのではなく、依頼を受けコンセプトを決められ状態で曲を書いていくので、そういった練習をした方がいいと教えてもらいました。それもあって、自分でコンセプトを決めて書く練習をしていきました。
以前にもこのブログで書いたと思いますが、いやーホンマ曲を作る作業って、僕の中では喜びと苦しみの葛藤ばかりです。上手くできたと思う喜びと、上手く表現できない苦しみです。喜び1に対して苦しみ10くらいです。。。上手く表現できないことへの苦しみは、簡単に言うと単に勉強不足なだけです。打ち込みをやっててすごく思うのは、ピアノが弾けると全然違うってところです。ピアノをもっと練習というか習いに行けばよかったなあって、ココでも後悔しています。まあでもとにかくたくさん作りましたので、中には少しだけ納得できるものもできた気はしています。もっともっと上手くいったなあって思える曲が書きたいって、常々今でも作り続けています。
結局のところ、僕自身メジャーで曲を提供できた実績もなく、今までその時々にやっていたバンドやグループの曲を書いていったに過ぎないので、あまり偉そうな事は言えないです。まあそんな僕ですが、ベースを弾くことと同じくらい曲を書くことは、音楽活動の中心と考えていますので、これからも難産ながら作り続けていこうと思っています。
追伸)僕が今まで作った曲とか新しい曲をこれからアップしていこうと思っています(たぶんYOUTUBEかなあ。。。)。後日、またココに書いていこうと思いますので、その時はよければチラッとでも聴いてみて下さい。
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