今日のotosotoはシリーズ3回目になります、樹木医の崎川さんをお迎えしての中島公園の樹木散歩。今回は中島公園の歴史をひもときながら、樹木を観察していきます。
イチョウやモミジの黄葉、紅葉があざやかな季節です。お天気もよい小春日和の1日です。
中島公園は豊平川とその支流にできた扇状地で明治時代に中島遊園地として、北海道博物陳列場や競馬場などがつくられていました。さらに
さまざまな施設も作られ、市民の憩いの場であったようです。
札幌ではここだけしか見られない珍しい樹木も。ヤマナシや豆柿。
藻岩山を臨める池のビューポイント。
ハウチワカエデの栽培種ハナクジヤクなど珍しい園芸種もあります。
公園の菖蒲池のほとりに木下成太郎のブロンズ像があります。成太郎は父弥八郎と共に北海道に渡り、開拓者としてまた政治家としても活躍した人です。市民にも慕われた人物であったようです。
カツラの甘い香りでいっぱいです!
中島公園にたくさんの野外彫刻があります。そのひとつ山内荘夫の作品。
中島公園の弥彦神社前にはケヤキの大木があります。道路工事が中止になったために残りました。
中島公園の中で1番古いシロヤナギの大木。
札幌の原風景を伝える貴重な樹木です。
北海道では唯一のウルシの木もありました。
シダレウンリュウヤナギは垂れながら葉がクルクルと巻いています。向こう側にあるのはシダレヤナギ。葉っぱはストレートです。
ズミやエゾノコリンゴも赤く実っています。
最後にお茶タイム。バナナ、かぼちゃのパウンドケーキとハイビスカスティーでひと休み。
皆さんで感想を出し合いました。
中島公園には造園の職人さんたちによって植えられた、札幌でもここだけしかない樹木がたくさんあります。
その中には開拓時代、故郷を思って植えられた望郷樹も…
木がそこにある理由を探るといろいろな歴史が見えてきますね。
人の暮らしと木の関係、おもしろいテーマによる散策でした。