先週の十勝会場に続き、10/28(日)~29(月)に、木育マイスター育成研修(道南会場第2回)を
実施しました。会場は七飯町大沼ふるさとの森です。
10/28(日)
1.木と生きる~暮らしと産業~ 13:00~15:00 西川栄明(ノンフィクションライター・編集者)
まず西川講師による人の文化と木の関わりについての講義です。
第2回目研修の最初の講義とあって、「木育とは」、「木育マイスター」とは、ということについての
お話があり、受講生も今回の研修の目的を再確認できました。
昔から人は文化や人種は違えど、地球上のいろんなところで木の種類の違い、
材の切り方の違い(柾目、板目)などによる木の特徴をよく知って、
上手に木と付き合ってきたことを学びました。
様々な木材見本も使って、木によって重さ、硬さ、手触り、色、模様などが違うことを
体感します。とても軽い木材「桐」と、世界で最も硬く重い木材「リグナムバイタ」
(水に沈むそうです!)を持ち比べて、その重さの違いに受講生は驚いていました。
木育マイスターとなってからの、木育プログラムの例などのお話もありました。
2.木と生きる~暮らしと産業~ 15:00~17:30 鈴木正樹講師(木育マイスター1期生)
前回の第1回目研修で実際に受講生たちが切った木(カラマツ)を使って、木工体験を行いました。
作るものは‥その名も「ちゃぶ屋台」!!
「全員の顔が見えるのがいい」と、ちゃぶ台をモチーフにした、木育マイスター1期生の
鈴木講師のデザインです!
受講生みんなで、木を切り、やすりをかけ、釘を打ち、組み立てます。
完成!!
このちゃぶ屋台で懇親会をしつつ、1日目は終了です。
10/29(日)
3.木育はつながりのキーワード~プログラムの伝え方~ 9:00~12:00
宮本英樹講師(NPO法人ねおす理事)
2日目は、受講生が1回目研修と2回目研修の間に行ってこられた、OJT(実地研修)の
振り返りから始まりました。
対象者も内容も様々なOJTに行っていただいていたのですが、OJTを通していろんな気付きが
あったようです。振り返りを行うことで、みんなの気づきを共有することができました。
プログラムの伝え方の種類・コツなどを、宮本講師の話術に引き込まれながら、楽しく学びました。
4.木育はつながりのキーワード~プログラムのつくり方~ 13:00~17:00
宮本英樹講師(NPO法人ねおす理事)
午後はとうとうプログラム作りの実践です!
受講生から4つ、プログラムの題材をあげてもらい、4班に分かれてのグループワークを行いました。
それぞれ、実践的な楽しいプログラムができあがりました。受講生の皆さま、おつかれさまでした!
最後に、受講生全員の「木育宣言」を発表してもらい、道南会場での木育マイスター育成研修も
終了しました。道南会場での受講生は、全19名でした。
研修は終わりましたが、今回の受講生の方々は、今からが「木育マイスター」としての活動の
始まりとなります。木育マイスター1期生・2期生の先輩方ともつながって、北海道の木育が
どんどん広がって、活発になっていきますように‥。今後の活躍を祈念しております
(酒井)