たしか私の高校時代くらいにできた、
広島県尾道と愛媛県今治をつなぐ大橋。
しまなみ海道。
色々なタイプの橋で瀬戸内海の島々をつないでいます。
瀬戸大橋とかと違って自転車でも渡れるという
大きな特長があります。
高校の友達に自転車好きのカドノ君がいて、彼にタイヤが細いスポーツタイプの自転車を借りて広島県尾道から四国を目指したことがあります。
橋の上を走るのは気持ち良いんですが、橋と橋の間には島があり、島の曲がりくねったアップダウンの激しい山道がとてつもなく長くて超絶罰ゲーム状態。
自転車が走れるのは橋だけです。イメージと違うのでまじご注意を。
四国までの大部分を占める島部分はフラット直線の車道とお別れして橋を下り、超遠回り山道で島をぐるっと半周、次の橋に上がるというパターンの繰り返しです。
当時現役陸上長距離選手で体力に自信あったのに帰宅部カドノ君に全くついていけず、四国上陸後に体調崩して本州に帰れなくなりました。
橋ができたために廃止になっていたフェリーのおじさんにカドノ君が頼み込んでくれて、特別に四国から広島までフェリーを出してもらって帰りました。
その後、私と同じように「一直線で四国に気持ちよく行ける」と勘違いし山道にやられて帰れなくなる人が続出。
自転車旅行者をターゲットにしてフェリーが復活するというニュースが新聞に載って、カドノ君と盛り上がったのがまるで昨日のことのようです。
そうです私が元祖「帰れなくなった自転車旅行者」です。私が作った流れが世の中を変えました。
この自転車旅の情景や途中で食べたお弁当やしゃこ天の味は今でも鮮明に覚えています。
広島を離れて気づきましたが、瀬戸内海の景色は本当にきれいで他ではなかなか見られないと思います。
いつか、また、元気なうちに、
自転車で四国まで渡りたいなと思います。
(帰りはフェリー)
というわけで、妻に怒られながらも
自転車を買いました。
ブームに乗ったわけでも、暴走したわけでもなく、健康のため、仕事のお客さんと共通の趣味を始めることのメリットを計算した上の投資です。
自転車がロードバイクと呼ばれだして流行りだした2000年代よりもはるか前、スポーツタイプの自転車が全然流行って無い時代に既に細いタイヤの自転車で四国まで行ってます。
にわかとは呼ばせません。
生活道路を自転車で走るのは危なくて怖いので通勤や街乗りはできませんが、自転車専用コースオンリーでサイクリングしようと思います。
これです。
機能性能は低いですが、デザインが好きです。