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映画『図鑑に載ってない虫』を鑑賞しました。

2007-06-24 13:57:21 | Weblog
 映画の話
 月刊「黒い本」の美人編集長(水野美紀)から仮死体験ができるという謎の“死にモドキ”を探し、死後の世界をルポするよう依頼されたルポライターの“俺”(伊勢谷友介)。締切りに間に合わなければ半殺しにすると言われた彼は、アル中のオルゴール職人エンドー(松尾スズキ)を相棒にしぶしぶ旅に出る。

 現在、テレビ朝日で放送中の『帰ってきた時効警察』が大好評で、『イン・ザ・プール』『亀は以外と速く泳ぐ』で“脱力系”ブームを巻き起こした三木聡監督、脚本の最新作だ。

 出演は『嫌われ松子の一生』の伊勢谷友介、劇団大人計画の松尾スズキ、『バベル』の出演で一躍スターダムに躍り出た菊池凛子、『時効警察』でお馴染みの岩松了とふせえり。

 映画は、水野美紀の捨て身の笑いに始まり、イイ男の伊勢谷も嬉しそうに三枚目のキャラを好演?松尾スズキはヒッピー姿で物語の道化役として立ち回り、菊池凛子は『バベル』のろうあ役とは打って変わり、リストカット癖のある元SM嬢という役で変な声で喋り捲る。他に『地獄の黙示録』のデニス・ホッパーの役をパロディにした松重豊や、名わき役の笹野高史や、高橋恵子が脇を固める。

 映画の感想
 黒い笑いに満ちた作品で、三木作品を見慣れた人であれば楽しい作品であるが免疫の無い方は面食らう作品になるかも知れない。
 映画には、大爆笑と言うパターンは無く、クスクス笑いの連続で、小ネタを積み重ねて笑いに繋げるパターンが続く。
 映画の話はブラックコメディの短編小説に夢の要素がまぶされた感じで、虚構と現実の曖昧さを逆手に取った着地点がいい。
 画面から夏の暑い空気を感じた作品でした。

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