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台湾 金門風獅爺の飾り物
台湾は面積的には日本の九州と同じ位(全体の十分の一)であり、人口的には2,313万人(2010年4月現在)でありますが、新聞の数は私の調べた範囲内では29紙あります。
日本の九州で発行されている新聞の数と比べても、台湾の29紙というのは多いですが、これは台湾特有の事情によるものと思います。
外省人と本省人、国民党支持者と民進党支持者、漢民族と17族に及ぶ少数民族、仏教、キリスト教、道教の3大宗教以外に数多くの宗教信者など、それぞれ個人が属する社会生活の違いによって、読まれる新聞が違ってきますので、それだけ新聞の数が増えたものと思われます。
もう一方で、台湾独立以降に現在までで廃刊に追い込まれた新聞も多く、調べた範囲では16紙に及びます。
これは経営不振による廃刊もありますが、多くは政治的背景がその理由を占めています。
最近の大手紙としては、中国時報、聯合報、蘋果日報、自由時報の4紙になります。
それぞれ中時集団、聯合報集団、香港の壱伝媒集団、連邦集団に属しており、政治的にも色分けされております。
ここではこの各新聞社がどのような印刷機械を使用して、日々の新聞を印刷しているかを列記します。
中国時報社:台北工場ーーMAN GEOMAN, HARRIS GALAXY
高雄工場ーーGOSS METROLINER
聯合報社:GOSS METROLINER/NEWSLINER
HARRIS 全幅機
自由時報社:MAN GEOMAN
蘋果日報社:GOSS UNIVERSAL70
になります。(各機械の台数や編成等は当社宛てにご連絡下さい)
カットオフサイズは聯合報紙だけが日本と同じ546mm, 他紙は578mmであります。
暫らく続いた経済不況による広告収入の落ち込み、ネット普及に伴う新聞発行部数の減少、政治的不安定などにより、各社とも近年は設備の増設は行なっておらず、20年を越す設備を使っている社もあります。
しかし、2008年頃から中国大陸との経済的関係が好転し、本年度のECFA締結により更に大陸との貿易が増大し、経済的好転が見込まれています。
本年度のGDPは6.14%の増加が見込まれてますので、広告収入の落ち込みは底をついて上昇に転じると予想されており、政治的にも安定した状態を保っておりますので、2011年、2012年頃には各新聞社の老朽化した印刷設備の更新が始まると関係業界では期待しております。
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