5/22~6/8
クルム伊達が逆転でサフィーナを撃破◇
女子シングルス1回戦でクルム伊達公子(日本)が第9シードのD・サフィーナ(ロシア)を3-6, 6-4, 7-5の逆転で破り、2回戦に進出した。
4回戦に進出した1996年以来となる全仏オープン本戦の舞台に臨んだクルム伊達は、試合開始からサフィーナに5ゲームを連取される。その後、3ゲームを取り返したクルム伊達であったが、第9ゲームをキープしたサフィーナがこの第1セットを先取する。
第2セット第1ゲーム、サフィーナがいきなりブレークを許したクルム伊達は2-4とリードされてしまうも、そこから4ゲームを連取し逆転でこのセットを奪取、試合はファイナルセットに突入する。
クルム伊達のサービスゲームで始まった第3セット、第1、第5ゲームでサフィーナにブレークを許したクルム伊達はゲームカウント1-4と大きくリードされてしまうも、そこから4ゲームを連取すると、逆に5-4とリードを奪うと第12ゲームでこのセット3度目のブレークに成功、2時間34分の激闘に終止符を打った。
2008年から2年連続で今大会の準優勝者であるサフィーナは、試合を通して18本のダブルフォルトを犯すなどサーブが大乱調、ウィナーも12本にとどまると、凡ミスの数は38本だった。
15年前の今大会でベスト4進出を果たしていたクルム伊達は、63本もの凡ミスを犯したものの、サフィーナを大きく上回る37本のウィナーを決めていた。
2008年の現役復帰後、初めてグランドスラムの舞台で勝利を手に入れたクルム伊達は「彼女には気の毒だけど勝てて本当に嬉しい。」と喜びを語った。
伊達さんすごいねー
東レでサフィーナの試合観戦したけどすごかったよー
男子シングルス1回戦が行われ、今大会は初出場となる錦織圭(日本)が、S・ヒラルド(コロンビア)を2-6, 4-6, 7-6 (7-3), 6-2, 6-4とフルセットの逆転で破り、初戦突破を決めた。
今大会には初出場となる錦織は、世界ランク58位のヒラルドに第1、第2セットを連取される苦しい展開とされてしまう。もう後がなくなった錦織は、第3セットではヒラルドにブレークを許さずタイブレークに持ち込むと、このセットを奪取し望みをつなぐ。
第4セット第3ゲームでこの試合初めてのブレークに成功した錦織は、第5ゲームでもブレークし2セットオールに追いつくと試合はファイナルセットへ。勢いに乗る錦織は、ファイナルセット第3ゲームでブレークを奪うと、残る自らのサービスゲームを全てキープ、3時間36分のマラソンマッチを制し初戦突破を決めた。
2セットダウンからの逆転勝利
精神力も強いよね~