Hello the Masking Face 店主敬白&番頭日記

釣具を扱うビンテージタックルウェアハウス「Hello the Masking Face」の主と番頭が綴る日記です。

番頭日記20140714 小さいけど綺麗なヤマメが遊んでくれました。

2014年07月14日 15時56分55秒 | 日記
どうもどうも。
番頭です。
台風8号が通り過ぎて以来、暑い日が続きますね。
釣り好きがますます水辺の景色を渇望する季節です。
釣り、行ってますか?



番頭はといえば、先日、今季になって2度目の渓流へ行ってきました。
「何をしても釣れた」のが前回なら、今回は「何をしても釣れない」、そんな1日でした。
たった2週間で渇水が進み、状況は激変。
ルアーを引いてもチェイスがない。追っても食わない。食っても浅い。
ルアーを変え、アクションを変え、狙いどころを変え。
いろいろ策を弄したつもりなのですが、基本的なテクニックと経験の不足はいかんともしがたく、極端な状況下ではさして効果もありません。
けっきょくなんとか1匹を釣るのがやっとでした。
でも、こういう日は、たとえ1匹でも、そしてそれが小さかったとしても、釣れたという事実がとても、とてもうれしいものです。
特にこの日釣れた1匹は、パーマークも鮮やかで、なんとも艶めかしい美しさでした。
こういう魚に出会えると、雌雄の別なく「山女魚」という字を当ててしまった先人の気持ちがとてもよくわかる気がします。
山間の景色の素晴らしさと、釣れる魚そのものの魅力。
渓流釣りって、ホントに楽しいです。


ところで。
とあるSNSで、
「川で転んで鎖骨とアバラ骨折+前腕3針縫合、退渓したらバイクが盗まれて派手に壊れて道端に転がっていたというなんだかな、な日でした」
なんていう報告を目にしました。
どんなに慣れた場所でも、どんなエキスパートの人でも、こうした事故に遭う可能性はあります。
釣りという遊びは自然が相手ですし、ほとんどが人気のないところで行うものです。
怪我をしたのが足だったら身動きが取れず、命に関わる危険性だってあります。
できれば単独釣行を避け、どこなら携帯電話が通じるのかといったことを、普段からマメにチェックしておきましょうね。


さて。
「Hello the Masking Face」は、Webショップとヤフオク!を通じ、屋号の由来となっているクローズドフェイススピニングリールをはじめ、さまざまなリールを販売しています。

「Hello the Masking Face」Webショップ
http://shop.maskingface.com/

ヤフオク!
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914

皆さまのご利用、お待ちしています。
それでは、「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。

番頭日記20140707 皆さんの周囲には女性の釣り人、たくさんいますか?

2014年07月07日 18時15分43秒 | 日記
どうもどうも。番頭です。
熊本や長崎では激しい雨が降り、7日の明け方には避難勧告が出た地域もあり、さらには台風8号が近づいてきています。
大きな被害が出ないことを祈ります。
たとえ警戒警報が出るような激しい雨ではなくとも、降雨時には山も海も視界が悪くなりますし、足下も滑ります。ときには雷の危険が伴うことも。
荒天を押して釣りなどにお出かけされるときは、ぜひ万全の準備と警戒を怠りませぬように。


さて。
福岡県宗像市で、釣具のポイントさん主催による「女性だけのキス船釣り大会」が開催されたそうです。

https://www.facebook.com/tsuri.point/photos/a.372430819484050.82398.340699092657223/737611179632677/?type=1

コメントを寄せられているかたのなかには「川釣りは50年、海釣りは30年」というベテラン女性もいらっしゃって、釣りという趣味の深さが垣間見られます。
それだけの年数を続けて、今なおこうしたイベントに参加されるほどアクティブだなんて、カッコいいですよね。
それにしても。
世間的に釣りが少し大きな話題となるたびに「女性の釣り人も増えてきた」なんてことが言われたりしますよね。
でも、そのフレーズ、もう30年くらい聞き続けているような気がしないでもありません。
ごくごく僅かずつ、女性アングラーの数はずっと右肩上がりを続けているのでしょうか。


たとえ増え続けているにせよ、何年も「以前より増えてきた」と言われるのは、未だに絶対数はあまり多くない、ということに、ほかならないですよね。
確かに釣り場で女性に出会うことは、特に渓流釣りではほとんどなありません。
なんで女性の釣り人って、少ないままなのでしょう?
一口に釣りの楽しみと言っても、その内実はかなり広いですし、中心となるのは、けっこう人間の根源的な部分に根ざすものだったりもします。
男性、女性を問わずに楽しめると思うんですけどね。
ダイビングなどに比べ、「釣り」という趣味はトータルのイメージがいささかおっさん臭い気もします。
そこがダメなのでしょうか?


前述の釣り大会のコメントを見てもわかるように、釣りは女性にとっても楽しい趣味となりえます。
ただ、最近になってなんとなくわかってきたのは、女性、とくに釣りをされないかたの場合、釣りを「食材確保の手段」としてとらえられているかたが、思った以上に多い、ということ。
「その魚は食べられるのか? 食べられるならなぜ持って帰らないのか?」
こう聞いてくるのは、たいてい女性。
「食べられる魚を釣って、なぜわざわざ逃がすのか? MOTTAINAI!」
釣りの楽しさを覚えるに従って変わってくるみたいですが、女性のかたは、はじめはこのように実利的な面に対する興味がとても強いように思えます。
興味を持つその入り口として、おもしろそうと感じるポイントというか重点が、女性と男性で違う、ということなのでしょう。
とはいえ、その違いがこれほどに男女の数が違う理由になってるとも考えにくいので、女性の釣り人があまり増えないことには、何かまた別の理由があるんでしょうね。


そういえば。
前回は4組のカップルが誕生したと話題になった鴨川の「釣りコン」は8月に第2回が開催されるようです。

http://www.jsafishing.or.jp/others/2014/0803.html

ちなみに前回の様子はこちら。

http://www.chibanippo.co.jp/fishing/report/195751

こうしてみると、釣りをはじめるにあたっての変わった切り口を用意するだけで、けっこうな効果があるのかもしれないですね。


釣りという趣味がこの先も長く世間に認められ、続けていけるようにするには、女性と子供をどれだけ味方に付けるかにかかっています。
女性の釣り人が増える画期的な施策が見つけられたら、釣具業界をはじめ、きっと多くの人が喜ぶでしょう。
皆さんの周りには女性の釣り人、たくさんいますか?





「Hello the Masking Face」は、Webショップとヤフオク!を通じ、屋号の由来となっているクローズドフェイススピニングリールをはじめ、さまざまなリールを販売しています。

「Hello the Masking Face」Webショップ
http://shop.maskingface.com/

ヤフオク!
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914

皆さまのご利用、お待ちしています。
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番頭日記20140705 ウェット・ウェーディングの装備について。

2014年07月05日 08時38分54秒 | 日記
どうもどうも。
首振りのオン/オフまでリモコンで操作できる扇風機の便利さに感動している番頭です。

今回は、渓流釣りでの装備のお話を。
渓流釣りでは「ウェーダー」を履いて川へと入ります。
番頭が使っているチェストハイなウェーダーは防水透湿素材の製品なので、蒸れにくくはなっているのですが、それでもやっぱり夏はとても暑いんですよね。
そこで、盛夏になると、濡れてもいい速乾性素材のズボンでざぶざぶと水に浸かる「ウェット・ウェーディング・スタイル」に切り替えます。
真夏でもたいていの渓流は水が冷たく、30分と入っていられないほど。
たとえ魚が釣れなくとも、濃緑のなかでせせらぎに浸るだけで、最高に贅沢な涼感が得られます。


ウェット・ウェーディングでもっとも重要なアイテムが、リトルプレゼンツさんが先鞭をつけた「ウェットゲーター」です。
濡れることを前提に作られた、ネオプレーン製のニーソックスみたいなもので、ヒザから下を保護すると同時に、ウェーディングシューズのなかに砂や小石が入り込むのを防ぐ機能が持たせてあり、細部までよく考えられた造りになっています。
今では数社から似たような製品が発売されていますが、細かいデザインが違うくらいで、機能的にはほとんど変わりません。

リトルプレゼンツ「ウェットゲーター」
http://www.lpresents.com/Pages/gaiter.html


ただ、このウェットゲーター、構造的にひとつだけ弱点があって、水に濡れると脱ぎにくいんですよね。特に番頭みたいにふくらはぎが太いと締め付けはきつくなりますし、着脱はさらに大変になります。
もうひとつ付け加えると、番頭の場合、ちょっとした持病があるために、足全体をぴたっと締め付けるような装具が使えないという事情もあるのです。
そこで、ウェットゲーターを使わずに、いくつかの別の製品を組み合わせて、ウェットゲーターと同等の機能を実現しています。


まず、メインとなるのが、「ウェーダーゲーター」です。
膝から下に巻くことで、水中でのウェーダーのバタつきを抑えることができ、また、藪漕ぎなどのときにウェーダーがかぎ裂きをはじめとするダメージを負うのを防いでくれるというスグレモノなアイテム。
番頭はウェーディングのときには、以前からこの製品を使っていたのですね。
これにネオプレーン製の「ウェットソックス」、それに足首に巻いてウェーディングシューズに異物が入ることを防ぐ「グラベルガード」を組み合わせて、ウェットゲーターと同等の機能を実現しています。
装備のアイテム数は増えてしまいますが、トータルで考えると着脱はとても楽ですし、ウェットゲーターと違ってふくらはぎ部分の締め付けの度合いが調整可能です。さらに、場所によってはウェーダーゲーターを省くことで、より軽快なスタイルでの釣りが可能になるしと、トータルでの使い勝手は悪くありません。

リトルプレゼンツ「ウェーダーゲーター」
http://www.lpresents.com/Pages/WGaitars.html
リトルプレゼンツ「ウェットソックス」
http://www.lpresents.com/Pages/AC33%20Wet%20Socks.html
リトルプレゼンツ「グラベルガード」
http://www.lpresents.com/Pages/Gravel.html


と、ここまで書いて、放置していたら……。
実はこれ、リトルプレゼンツさんが自社のFacebookページに書かれた「レッツ・ウエット・ウエーディング その1」というエントリーに触発されて書いたものなんです。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=862851600411081&set=a.745704925459083.1073741828.723330384363204&type=1&permPage=1

ところが、放置しているあいだに書かれた「その2」ではまったく同じように、ウェーダーゲーター+ウェットソックスの運用についてが触れられているではないですか(笑)。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=863377207025187&set=a.745704925459083.1073741828.723330384363204&type=1

内容が丸かぶりですっ。
まぁ、「その1」ってなってる時点で察しろ、て話しですよね。
お蔵入りさせることも考えたのですが、せっかく書いちゃったことですし、そのまま表に出すことにしました。
今回の組み合わせはメーカーがこうして推奨してるワケですが、いろんなメーカーのカタログを眺めながら、こういう「自分なりの快適な装備」を考えるのもまた、釣りの楽しさのひとつだと思います。


ともあれ。
真夏の渓流で楽しむ「ウェット・ウェーディング」、爽快ですよ。
もしまだ未体験でしたら、この夏、ぜひに。



さて。
先日紹介した「Abu Garcia Diplomat 601」ですが、Webショップでの販売を開始しました。

http://shop.maskingface.com/?pid=77374314


ほかにも屋号の理由となっているクローズドフェイススピニングリールをはじめとする覆面リールなど、さまざまなリールを販売しています。

「Hello the Masking Face」Webショップ
http://shop.maskingface.com/

ヤフオク!
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914

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番頭日記20140703 フライフィッシング、やったことありますか?

2014年07月03日 06時12分05秒 | 日記
どうもどうも。
とある事情が原因で、長野市に住むごく一部のかたがたから「日本語を流ちょうに話す謎のアジア人」と思われているらしい番頭です。
ここをご覧になっているかたのほとんどは、釣りをされると思うのですが、皆さんやっぱり、ルアーが中心ですかね? フライフィッシングもする、ってかたもいらっしゃるにしても、そう多くはなさそうと思っているのですが、どうでしょう?


今までも何度か書いていますが、番頭、自分で毛鉤こそ巻かないものの、3~4年前からテンカラ、昨年くらいからはフライフィッシングも少しだけ嗜むようになりました。
テンカラもフライフィッシングも、ラインの重さで毛鉤を飛ばす、という点で、魚を手にするためのプロセスが、ほかの釣りとはえらく違っているように思います。
特にキャストするときのラインの長さが不定長であるフライフィッシングは、コツを掴むのが大変! どうしてもルアーやほかの投げ釣りでのクセが抜けず、番頭、未だにフライのキャスティングでは「これ!」という感覚が掴めません。
そのくせ、同行者が連れて行ってくれる場所が管釣りとか忍野とか、魚影の濃いところばかりなものですから、おかしいなぁ、うまくいかないなぁ、と思っていながら、魚だけは釣れてしまい、中途半端に満足してしまう状況が続いています。
毎回、釣れるのは目の前、キャストの必要もないような近距離勝負なのです。


せめてまともに投げられるくらいには上達したいな、と思っていたところ、とてもいい動画集を教えていただきました。フライ用品のメーカーとしては国内最大手であるティムコさんが作成した「フライフィッシング入門」です。



道具の基本から、キャスティング、そして初心者が陥りそうな問題の解決、実釣など、その内容は多岐に渡り、とても見応えがあります。
今のところ、フライフィッシングの予定などまったくないのですが、来たるべきその日に備えて、この動画で勉強しようかと思っているところです。


ちなみに当店では現在、ヤフオク!とWebショップを通じて、Abu Garciaのフライリール「Abu Garcia Diplomat 278」を販売中です。高級品、とは言いがたいものの、ディスクドラグ装備ですし、細かいところに工夫が利いていて、なかなか使いやすいものに仕上がっていると思います。
ほかにも屋号の理由となっているクローズドフェイススピニングリールをはじめとする覆面リールなど、さまざまなリールを販売しています。

「Hello the Masking Face」Webショップ
http://shop.maskingface.com/

ヤフオク!
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914

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番頭日記20140702 スカイツリーと、「Abu Garcia Diplomat 601」。

2014年07月02日 17時12分27秒 | 日記
どうもどうも。
降りそうで降らない日が続いている東京ですが、いかがお過ごしですか?
番頭ですよ?


先日、外国から一時帰国しているお友達の親子を連れて、スカイツリーへ上ってきました。昭和な東京人としてはスカイツリーよりも東京タワー。
「ノッポン公認 昇り階段 認定証」をずっとサイフに入れているくらい東京タワーLOVEな番頭は、「なぁにがスカイツリーだ? けっ」ってなぐらいだったのですが、いや、近くで見ると、ばかばかしいくらいにデカくて壮観ですね。
あんなものを建てないと関東一円に電波が届かない、というのであれば、その放送網自体を電波でなく、別の搬送方法に置き換えたほうが建設的なんじゃないの? などとも思うのですが、ま、そこはそれ。
なんとかと煙は高いところに上ると言われるように、展望台からの眺めの素晴らしさに我を忘れ、子供たちそっちのけで、思いっきり堪能してきました。
改めて上から見ると、東京の東側って、ホントに緑が少ないですね。
その分、水路や運河、川などが目立ちました。
いくらコンクリートに囲まれた水辺だろうと、泳ぐ魚は天然もの。
そこには“自然”があるわけで、湾奥のシーバスフィッシングって、東京の人にとってはある意味、とても合理的で悪くない趣味なんだな、と改めて思いました。


さて。
昨日、写真アルバムをまたひとつ作成しました。
箱入りの「Abu Garcia Diplomat 601」です。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.816252468408578.1073741884.637515319615628&type=1

重い重いと言われ続けるクローズドフェイススピニングリールにあって、190gを軽く切るその軽量小型なボディは特筆すべきもの。
ここまで来ると「軽すぎる!」「小さすぎる!」「華奢すぎて堅牢さに欠ける!」などと言われてしまうのですから、人間て、勝手です。
もっとも、その無理に応えることで、工業製品のクォリティは上がって行くのですけれど。
これを近いうちに、Webショップかヤフオク!、あるいはその両方で売りに出すつもりです。
もともと流通量の少ないこの機種にあって、付属品もぜんぶ揃った今回の商品は、探している人にとってはかなり貴重なものと言えるのではないでしょうか。


当店「Hello the Masking Face」はWebショップとヤフオク!を通じて、国産クローズドフェイススピニングリールの代表機種「ダイワ ハリヤー 120M」や、カッパーブラウンのベルカバーが渋く光るクローズドフェイススピニングリール「Abu 520」、ノスタルジックな曲線美溢れるクローズドフェイスリール「Abumatic 40」など、10台のリールを販売中です。


「Hello the Masking Face」Webショップ
http://shop.maskingface.com/

ヤフオク!
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shok914


皆さまのご利用、お待ちしています。
それでは、「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。