(「プロデューサーズ」のUlla みたいに…Ulla sing and dance!)
※SEINFELD(となりのサインフェルド)6-18、’The Jimmy’(ジミー!)の内容が書かれています。
SEINFELDによく出てくるNew York Health Club。みんな良い汗をかいた後、ロッカー・ルームでくつろいでいます。
GEORGE: " That guy was amazing, he could dunk and he was my height...What was his name again?"
(あいつは凄かったよな。ダンクシュートした時なんか、僕の背丈ほどジャンプしたんだぜ。あいつはなんて名前だったっけ?)
JERRY: "Jimmy"(Jimmyさ)
GEORGE: "Jimmy, right."(そうだ!Jimmy!)
JERRY: "I dunno how you could forget . He kept reffering to himself in the third person. “Jimmy makes the shot."
(ヤツの名前を忘れるなんて信じられないね。あいつは自分のことを三人称で呼ぶんだぜ。「Jimmyがシュートする!」とか)
Jimmy、ご本人登場!
GEORGE: "HEY! JIMMY!!! Great game."
(やぁ、Jimmy。いい試合だったね!)
JIMMY: "OH yeah.......Jimmy played pretty good."
(ああ…Jimmyは大活躍したよ。)
Jimmyは「不思議な形」のスニーカーを履いています。
KRAMER: "What d'you got there?"
(ナンだ、そりゃ?)
JIMMY: "These are Jimmy's training shoes. Jimmy couldn't jump at all before he got these. Jimmy was like you.”
(Jimmyのトレーニング・シューズさ。これを履く前はJimmyはジャンプできなかったんだ。Jimmyは君(George)みたいだった。)
GEORGE: Where d'you get'em?"
(どこで買ったんだ?)
JIMMY: "Jimmy sells'em."
(Jimmyが売っているのさ。)
GEORGE: "You sell them?"
(君がこれを売ってる?)
JIMMY: "Oh yeah! But Jimmy's all out right now. Moving to Manhattan set Jimmy back a bit."
(ああ、でもJimmyは今疲れ果ててる。マンハッタンに引っ越してきて、Jimmyの商売もちょっと遅れ気味なんだ。)
GEORGE: "Hey listen, let me give you my card. It's got my home number on it. I want to buy the first pair when the next shipment comes in."
(そうか!これ、僕の名刺だ。うちの電話番号も書いてある。次に入荷したら、最初のものを一足買うよ。)
JIMMY: "All right"(わかったよ。)
GEORGE: "All right Jimmy Good talking to ya."
(Jimmy、話せてよかったよ。)
JIMMY: "Jimmy'll see you around."
(Jimmyは、その辺で君と会うだろう)
???
慣用句のI’ll see you around.(じゃあまた!)を三人称で言うと、かなりの違和感になる。傍で聴いていたJerryもとてつもない顔をしています。
さて一方、Elaineは同じhealth clubに通っているハンサムな男性に夢中なのでした。まだ、お互い自己紹介もしていないんだけど、Elaineはトレーニングの間も、盛んに「彼」の気を引こうとしているのですが、屈伸運動してる間に(?)彼の姿が見えなくなってしまった。これから、それとなくモーションをかけるつもりだったのに。
となりには、例のJimmyがトレーニングしています。
JIMMY: "You know...Jimmy is pretty sweet on you."
(あのさぁ、Jimmyは君に気があるんだ。)
ELAINE: "Aaaaaahhh! He is?!"
(えーーーっ!彼が?)
そりゃ、「本命の彼」の事だと思うでしょ…
JIMMY: "Oh yeah!. Jimmy's been watching you....you're just Jimmy's type."
(そうさ。Jimmyはじっと君を見てた。君は…Jimmyのタイプなんだよ。)
ELAINE: "AAaaaaahhh! Really?"
(きゃーっ!ホント?)
JIMMY: "Jimmy's new in town. Jimmy hem ..doesn't really know anyone."
(Jimmyはマンハッタンに来たばかりで、なんつうか、Jimmyはホントの知り合いがいないんだ。)
ELAINE: "Oh! well I'd like, like to get to know him."
(わっ!それなら彼と知り合いになりたいわ。)
JIMMY: "Jimmy would like to get to know you."
(Jimmyは君と知り合いになりたがってる。)
なんでもいいけど…
自分を「三人称」で表す人って
「名前」=「自分」は分かるんだけど…
「相手が言うhe」=「自分」なの??
ま、いろいろ奥が深いんですな、、
さて、本命の彼とデートすることになってゴキゲンなElaineでしたが…
JERRY: "Did you notice he always refer to himself in the third person. Jimmy can dunk. Jimmy's new in town. Jimmy we'll see you later."
(君は彼が自分のことを三人称で言うことに気付かなかった?Jimmyはダンクシュートする。Jimmyは引っ越して来たばかり。Jimmyは、その辺で君と会うだろう。)
ELAINE: "No No... That's not him. That's the guy who gave me... Jimmy's number."
(違うわよ。彼のことじゃないわ。その人は…Jimmyの電話番号を教えてくれたの。)
JERRY: "That's Jimmy. That's the way he talks."
(それがJimmyだよ。Jimmyはそんな話し方をするんだ。)
そんなわけで、ElaineはJimmyとデートする羽目になるのでした。
このエピソードも、いろいろなプロットがてんこ盛り状態。
一番の見せ場は、歯医者の治療後、麻酔が残っていて口の動きが不自由になるKramerがmentally challenged (知的障害者)を支援する団体の代表者と、たまたま同じタクシーに乗り合わせ、不自由そうな話し方、ぎこちない顔の表情で障害者と間違われるも、自立した模範的なmentally challengedだということで、イベントに特別ゲストで招待されることになるというところ。
これも、日本ではあり得ないジョークかもしれません…
観客は、Kramerの迫真の演技(?)に大喝采です。撮影を傍で見ていたLarry Davidをはじめ、出演者たちも大爆笑だったそうです。
日本では受け入れられないのは、そういうことを笑いにするのは「当事者に失礼だから」「お気の毒だから」という心情が働くのでしょうね。
でも、少なくとも、「Kramerの演技で大笑いした人=差別意識の強い人」とは言い切れないと思います。また「そういうことを笑いにするのは失礼じゃないか!と思う人=障害者を深く理解し、共生を望んでいる人」とも限らないと思います。もっとも、日本とアメリカでは国情の違いもあるので、単純な比較はできませんが。
私は、KramerのMichael Richards、やるじゃん!と感心しました。
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