John Travolta(ジョン・トラボルタ)が来月全米公開のミュージカル映画HAIRSPRAY(ヘアスプレー)について語っています。
トラボルタが演じるのは主人公Tracy(トレイシー)の「ママ」Edna(エドナ)。
この役はオリジナル映画でもブロードウェー・ミュージカルでも男優によって演じられています。
トラボルタ自身、CHICAGOのオファーを断ったことをずっと後悔していたというのは結構有名な話。今回は本人もかなり力が入っているんではないでしょうか。
私はあの有名はSATURDAY NIGHT FEVER(サタデー・ナイト・フィーバー)もGREASE(グリース)もしっかり、リアルタイムで、映画館で観ています。
あの頃のトラボルタは何とも言えない色気があって、母性本能くすぐり系というか・・・(笑)日本人にも受けそうな容貌でしたしね。一時、ほとんどニュースが聞かれなくなった時期もあったのですが、PULP FICTION(パルプフィクション)で見事にカムバックしたような感じでした。で、まさか「こういう形で」再会しようとは。
さて、このインタビューを読んでいると、トラボルタはあくまでも「うるわしいエドナ」にこだわったようですね。でも、この時代のオバサンって、こういうヘアスタイル(セミロングでヘアバンド)だったでしょうかね?どちらかと言えば、舞台のエドナのような、纏め上げているようなヘアスタイルのイメージなんですが。
でも「奥様は魔女」のサマンサもヘアバンドだったか・・・
パパ役のChristopher Walken(クリストファー・ウォーケン)とは共にタップ・ダンサーとしてブロードウェーの舞台に立った仲で、息もぴったりだったようです。どちらも舞台の経験も豊富なんですね。二人で踊るシーンも難なくこなしたようです。
物語の舞台となるBaltimore(ボルチモア)のアクセントは、男性も女性も女性的で鼻にかかったような繊細な話し方をするので、演じるのにも好都合だったようですね。トラボルタが「サタデー・ナイト~」でブレイクしたとき、彼のお母さんは息子の成功の喜びよりも劇中で話しているブルックリン訛りのを聞いたショックの方が大きかった(!)と伝えられています。お母さんはその後、トークショーに出演したときなども「ウチではあのような酷い英語を話す者はいません。」と家族の「名誉を守る」のに必死だったとか(笑)
今回はお母さんは何とおっしゃるんでしょうか。
トレイシーのNikki Blonsky(ニッキ・ブロンスキー)は非凡な才能の持ち主だと褒めちぎっていますね。Barbra Streisand(バーブラ・ストライザンド)の再来だと感じたとも。トラボルタの奥さんのKellyはトラボルタ&ニッキが二人で踊るWelcome to the 60’sのシーンを見て泣いたそうです。母と娘の幸せな姿に感動したのだそうです。うん、いい話だ。
私が「ヘアスプレー」で一番好きなところは、これだけ貧しい家庭の風変わりな家族が、とても善良でフェアな考えを持った人たちとして描かれている点です。80年代以降になると、こういう設定ってまんま「崩壊家庭」パターンなんですけどね…。60年代のほんの一時期、こういう人間の善意と理想社会実現を夢見ることができたのですよ。
トラボルタのインタビュー記事には、なんか他にもいろいろ書いてありますが、こちらをどうぞ。
本blogの「ヘアスプレー」関連はこちら
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