「勝手に挿し絵」
私が読んだ本の挿し絵を勝手に描きます☆
⑬『虫めづる姫君』
源氏物語の姫君たちは、美しく優雅だけれども、世間体や評判にがんじがらめで、読んで息苦しくなるときがあります。
でもこの物語の姫君は、「人目を気にしての言動なんてつまらない」と年頃になってもお化粧もせず、虫を観察して喜んでいます。
悪口を言われても、一理ある反論をして黙らせます。
ここまでつきぬけられたら、清々しくてうらやましいです。
そんな変わり者の姫君にある貴公子が「あなたにかなうような人はいないでしょう」と歌を詠んで・・・この二人一体どうなる!?
「続きは二巻にあるべし」とあるのに、二巻はありません。
この気になる終わり方もすごいです。
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