私事ですが、今年2月末で65歳となり会社を退職、この6月15日で初めて満額の年金を受け取りました!
会社員在籍時からも一部報酬比例部分の年金を受け取っていましたが、正式に規定の年金額を受け取ったのは初めてです。
ようやく満額の年金を受け取った喜びもつかの間、市役所から次々郵送される税金や社会保険料支払い通知の数々とその額の高さに愕然!トホホです。
知識として住民税は前年(つまり会社員時代)の収入に対する課税となるので高額となるのは覚悟していましたが、国民健康保険料や介護保険料についても配偶者分合わせての支払いとなるなど驚くばかりの金額でした。
(そのために私の年金には加給年金がプラスされていますが)
ネットでも「年金はいくらもらっている」とか「老後の生活費はいくら必要?」といった議論が出ていますが、概ね「年金」という場合は年金支給額の総額を指し、「生活費」という場合税・社会保険料を除く生活費支出額のみを指していることが多いようです。
その場合、例えば年金20万円もらってて生活費18万円であれば2万円余裕あるよね?ではないのです。
年金20万円(給料でいう額面)から税・社会保険料を引いた額が本当の手取り収入となります。
家族構成や居住地にもよりますが、おおよそ3~4万円引かれて実質16万円前後ではないかと思われます。
そうすると生活費18万円では家計は赤字となります。
よく住宅ローンは「年収の〇倍まで」(昔は5倍でしたが、今は10倍!)とか「月々のローン返済額は収入の2割まで」と専門家が言っていますが、もし私が相談を受けたとしたら、「年収」ではなく「可処分所得」、「収入(額面)」ではなく「手取り額」でアドバイスしたいと考えています。