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日銀、異次元緩和政策を検証

2024-12-21 11:10:27 | 日記
12/20日経新聞記事です。
日銀は19日過去25年間の金融政策を検証した「多角的レビュー」を公表
しました。
その中で2013年以降の異次元緩和は「一定の副作用はあったものの、
現時点において全体としてみればわが国経済に対してプラスの影響を
もたらした」と評価したそうです。
まあ自分の組織が行った政策を完全否定はできないでしょうから苦しい
弁明のように思われます。
一方で異次元緩和といった非伝統的な金融政策は伝統的な政策に比べ
「効果は不確実」「大規模かつ長期継続なら副作用」とも述べています。
黒田前総裁が「2年で2%達成」と宣言したのもこれを踏まえて短期勝負
したのでしょうが、結局10年以上たっても達成しなかったわけですから
失敗しただけではなく、今後その副作用を心配しなければなりません。
お金を世の中にジャブジャブに流せば物価が上がり、金利が上がるという
リフレ派の理論は全く通用しなかったというわけです。
そういう意味では現植田総裁は多少なりともその反省を込めたレビュー
になっているようです。
心配なのはこの記事も大きく扱われてはいませんし、この異次元緩和の
総括、ひいてはアベノミクスの総括を日本政府はするのだろうか?という
点です。
いつもの通り過去の反省はせず、またもや過去最高の国家予算を計上し、
バラマキを続けるのではないかと危惧しています。
#日銀#異次元緩和検証#アベノミクス検証



「年収の壁」のモヤモヤを晴らそう

2024-12-14 17:26:46 | 日記
12/13日経新聞記事です。「エコノミスト360°視点」
(BNPパリバ証券 中空 麻奈氏)
現在国会でも議論されている「103万円の壁」ですが、この論争を見ていて
モヤモヤした気分になると述べています。
103万円の壁をクリアしても106万円(130万円)の壁があり、その上には
配偶者特別控除が減少する150万円の壁がある。
所得税問題をクリアしても今度は社会保険料問題、次には配偶者特別控除
問題と次々発生するし、この全体像を国民が十分理解しないまま国会で
来年から103万円の壁引上げをしようと焦った議論が進んでいることを
危惧されています。
とにかく所得税は財務省、住民税は各自治体、社会保険料は厚労省と夫々
所管が異なるため全体像がわかりにくいですね。
本来なら政府なり与党がこうした税・社会保険全体の仕組みをていねいに
国民に説明し、今回はこうして将来はこのようにしていくというマスター
プランを示すべきです。
第3号被保険者制度含め抜本的改革をするせっかくの機会にもかかわらず
国民民主党に尻を叩かれて小刻みに壁を上げる案や社会保険料の壁に対し
ては企業に負担を押し付ける案など今以上に小手先の対処療法を続ける
雰囲気です。
中空氏も投稿の中で「社会保険関係の壁への対策としてすべての労働者は
被用者保険に入ることも有効ではないか。働きに応じて収入が増えるのは
当然であり、社会保険料負担で手取りが減るのなら制度疲労を起こして
いると言わざるを得ない」と述べられています。
そうなんです、税も保険料も最低の額(最低生活費用相当)は統一した
上で学生であろうが、配偶者であろうがそれ以上の収入に応じて税や
社会保険料は全員が支払うと決めれば何の問題もないと思うのですが


新築マンション価格は年収の10倍越えに!

2024-12-12 10:03:08 | 日記
今朝の日経新聞記事です。
2023年時点で全国の新築マンション平均価格が平均年収の10倍を超えた
そうです。(東京カンテイ調べ)
東京都は約18倍、軽井沢を抱える長野県が16倍、京都府14倍・・・・
私の住む九州でもなんと佐賀県は14倍!(年収384万円 マンション価格
5,332万円)
東京は特にそうですが、全国に広がる高額、高層マンションに平均価格が
押し上げられる影響もあるのでしょう。
記事でも述べられていますが、もはやマンションは「住む場所ではなく
投資対象」になっています。
比較的倍率の低い中国・四国地方でも山口県6.5倍、香川県6.8倍と5倍超え
です。

昭和バブルの時代も一部のマンション価格は高騰しましたが、当時の常識
としては「住宅価格は年収の5倍まで」でした。
それが今では年収の10倍が平均となりました。
住宅ローンが以前とは比較にならないほど低金利であること、正社員で
働く女性が増えいわゆるパワーカップルが購買力を増していることなど
当時とは異なる背景もあるのでしょう。
それにしても平均年収自体は当時とそれほど変わらない中で年収の10倍
の家を購入せざるを得ないというのは恐ろしい時代ではないでしょうか。

PayPay銀行 円の普通預金金利がなんと2%!!

2024-12-05 14:48:42 | 日記
インターネット銀行のPayPay銀行は4日から円と米ドルの両方を普通預金
に預け入れた場合の金利を2%(税引き前)とすると発表しました。
大手銀行などでは円の普通預金金利は0.1%が一般的ですからなんとその
20倍の金利です。
一部のネット銀行では0.3%という金利も出てきましたが、それと比べても
2%というのは破格の水準です。
10年物日本国債利回りが1%程度ですから、投資商品でもない普通預金が
2%というのは通常考えられないことですね。
嬉しいというかこんな金利打ち出してPayPay銀行は大丈夫なんだろうか?
と思ってしまいます。

ただしこの預金にはカラクリというか条件があるのです。
円の預金と同時に米ドルも預金することと2%金利が適用されるのは
米ドル預金額と同額までという条件です。(最大500万円まで)
つまり円を60万円、米ドル50万円相当を預金した場合円、米ドルとも
50万円までは2%の金利が付くが、円の10万円分は従来の0.1%が適用
されるのです。
当然米ドル預金をする場合には円→ドルへの為替手数料(通常1%)が
かかります。
またネット銀行等では米ドルの定期預金やMMFが4%程度であります。
つまり円の金利2%というのはとんでもなく素晴らしい預金ですが、
同時に為替手数料を引くとわずか1%という低金利の米ドル預金と
その為替変動リスクを負うということです。

世の中には何のリスクもなく儲かる話はないということですね。