
3 過去 パラレルワールド1
1999年頃渋谷―
「浜崎あゆりの曲っていいよね~
歌詞がジーンときちゃう!」
ルーズソックスを履いた女子高生やニット帽をかぶった少年達が
あふれた街並みには
パワーとやるせなさが入り混じる様な騒音が街の風景を描いていた
そんな街並みを歩くのは
都内の私立高校に通う裕也だった
彼はいわゆるバンドマンで
根拠の無い自信に満ちあふれていた
「あっやべぇ!遅刻しちゃう!」
どうやら誰かと待ち合わせのようだ
「遅えぞ!裕也!今日は久しぶりに
可愛い娘をGetするんだからさ〜!ハチ公前行っても誰もいなきゃ、お前のせいだからな!」
と、光博が言う
どうやら合コンらしい。
この時代にはマッチングアプリやSNSなどの概念は無く、
一期一会の出逢いはかなり貴重だったらしい
「ごめんなさい!お待たせしました〜!!」
ヤバ!可愛い!やっと…やっときた〜!これはもしや運命の…
裕也は心の中でドキドキと共に作戦を考えていた…
To Be Continued…
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