新たな一歩

月曜日の朝。


やけにまぶしい朝日を眼上に、僕はゆっくりと深呼吸をする。

冷たい酸素が喉からすぅーっと流れ込んできて、眠った細胞を強引に叩き起こす。

今日から会社という期待と緊張が入り混じった独特の高揚感は、ざわざわと肌を粟立たせ、自分の中のスイッチがカチリと音を立てる。

長い間緩んでいた神経が瞬間的に引き締まる様は、自分がまるで別人に生まれ変わるかような不思議な感覚を伴う。

僕は、連休明けのこの感覚がたまらなく好きだ。


幸せを謳歌した長期連休は既に過去のこと。

これからしばらくは、戦いの日々が続く。

だが、怠惰な生活からは決して得ることの出来ない緊張感、やりがい、そして・・・達成感。

また違った形の幸せが、僕の目の前に現れるだろう。

そんな恵まれている環境に身をおけるということに感謝しながら、

僕はまた新たな一歩を踏み出す。

そう、自らの輝かしい未来に向かって・・・





はい、嘘でしたー。

あー、まじ会社行きたくねー。

もう寝よ。。。