テンナンショウは、成長するに従い性転換する植物です。
若いテンナンショウは葉を広げますが、花を付けない無性個体です。
成長して少し大きくなると雄株になります。
雄株の仏炎苞です。
下部には、ポリネーターの虫が脱出できる抜け穴があります。
左見頃が多いですが、中には右見頃もあります。
さらに成長すると、性転換して雌株になります。
雌株の仏炎苞です。
雌株の穴は狭かったり、ふさがってたりして、中に入った虫は抜け出せません。
テンナンショウ雄株の抜け穴
テンナンショウは、成長するに従い性転換する植物です。
若いテンナンショウは葉を広げますが、花を付けない無性個体です。
成長して少し大きくなると雄株になります。
雄株の仏炎苞です。
下部には、ポリネーターの虫が脱出できる抜け穴があります。
左見頃が多いですが、中には右見頃もあります。
さらに成長すると、性転換して雌株になります。
雌株の仏炎苞です。
雌株の穴は狭かったり、ふさがってたりして、中に入った虫は抜け出せません。
テンナンショウ雄株の抜け穴
可愛いアナグマ
山間の道路を車で走っていると、前方になにやら茶色のモフモフした物体が。
近づいても動かないので、カメラを取り出して撮影しながら走っていくと、やっと動き出しました。
野生のアナグマでした。
道路を渡り終えると、こちらを一瞥して「邪魔するなよ!」とでも言いたげな表情、ごめんね。
つぶらな瞳の可愛いアナグマ君は、イタドリの中に消えていきました。
それにしても、出会ったのがアナグマでよかった。
この辺にはツキノワグマも出没しているのです。
斜面を駆けあがる湯気
未明に雨が降った早春の朝
山間の道路を走っていると
道路脇の斜面を湯気が駆けあがっていました。
昇って来た朝日に、斜面の雨が温められて発生した水蒸気?のようです。
この現象が見られたのはここだけでしたが、結構な量の湯気でした。
地霧とか朝霧とか山霧とかいろいろあるようですが、どれに当たるのか?
このような現象は、あっという間に消えてしまいます。
午後から雨が降り続いた日の翌朝、透明なサンカヨウを撮影するため、山へ入りました。
サンカヨウの花は、普段は雪のように真っ白です。
雨に濡れても全部が全部透明になる訳ではなく、白いままの花も結構多いです。
時々強く降る雨の中、透明な花を探して歩き回ります。
見つけました透明になった花。
サンカヨウの花が咲いているのは1週間足らず。
その短い開花期間に雨が降り続いた時だけ見られます。
何故透明になるのか?ウェザーニュースのサイトに次のように書いてありました。
サンカヨウに限らず、白く見える花は白色の色素をもっておらず、実際の花びらは透明なのです。ところが、この透明な花びらの細胞にはたくさんの小さな空気の泡が含まれています。この泡が光を乱反射するため、普段人間の目には白い花に見えるのです。
雨が降るとその水分が花の細胞の中に入り込み、光の乱反射が起きにくい状態になって、サンカヨウの花びらは本来の透明な状態に見えるようになります。
身近な例では、透明な石けん水を泡立てると白く見えたりします。また、透明なラップを丸めると白く見えますが、水に入れると透明に戻るのも同じ原理です。
この花は衝撃に弱く、すぐに散ってしまいます。
この日は時々強く降ったので、落ちてしまったり、裂けてしまった花も見られました。
白い花と、一部透明になった花を比べてみました。
透明になった部分を拡大すると、気泡(水泡)?のようなものが見えます。
花全体が透明になるためには、霧雨のような弱い雨が降り続かないとだめなのかも?