週始まりの月曜日、やはり遅れての投稿となってしまいましたが、今宵は『恋愛なんていらない』からこのセリフにしました。このセリフは…
ヨルムはイヌとの結婚式スタートの10分前に突然現れた女から超音波写真を渡され、イヌの子を身籠っている、と聞かされました。そして、婚外子がいる男と結婚するかどうかはあなたが決めて、とまで言われたヨルムは式場の屋上でイヌを追及しました。イヌは事実を認めた上で、一夜限りの関係で愛してはいない、と言い訳しますが、ヨルムは式場に戻ると、出席者の前で式のキャンセルと婚約破棄を告げるとそのまま式場を後にしました。
一方ジェフンは遅れて会場入りしましたが、ちょうどヨルムが出ていくのを見かけると不審を起こして追いかけました。そしてヨルムを車に乗せると、どこにも行きたくない、と言うヨルムを、昔、自分が命を救い、逆に自分が精神的に救われた海の近くにある知り合いの民宿へ連れて行きました。民宿の女将から、まるで新婦を式場からさらってきたみたいだ、と皮肉られたジェフンでしたが、まだその方がましだ、と答え、女将の娘の服を借りたヨルムを追って海へ向かいました。
「人はここまで恥をかいても普通に生きていけるかな?」
ヨルムは式をキャンセルしたことで、両親に申し訳ない、明日から仕事なのに、休職したら非常識かな、とあれこれ思い悩みます。そんなヨルムを気遣ったジェフンは、こんなことで何で休職するんだ、何度も再婚する人がいる、破綻が何だ、言いました。そして更に続けた言葉が今宵のセリフになります。ジェフンは最後にお前のせいじゃないし恥ずかしがるな、とヨルムを勇気づけました。
このセリフは、今年ご紹介した数々のセリフの中でも特に推したいセリフです笑というのも、現代人はほんとに他人の目や意見を気にしすぎでして、これがストレスを強める要因の有力候補だからです。まさにジェフンの言う通りでして、これは逆を考えれば簡単にわかることなんですが、自分が神経をすり減らしたところで、他人は気にしていませんので。
このセリフ、短くてテンポもよく、そしてインパクトがあります。実際に他人を気にして悩む人に聞いて欲しいセリフです。