令和7年1月19日 日曜日 先勝 森鴎外生誕日(他に画家のセザンヌ、社会学の始祖オーギュスト・コント)
ベッキュン達は、ミンギュにAJI3を見てもらい、その後開発費用をミンギュに出してもらうつもり計画でした。が、研究員がふざけてAJI3を壊してしまい、ミンギュの家での性能テストができなくなる可能性が出てきました。
そこでベッキュンはAJI3のモデルとなったジアに、AJI3になりすまして欲しいと提案します。
断ったジアでしたが、報酬がよいことからこれを引き受けミンギュの家に向かいました。
ところがミンギュを見たジアは、思わず大声をあげてしまいました。
というのも、ジアは以前からミンギュの代理購入のバイトをしていて、最近トラブルをおこして面識があったからです。
幸いミンギュの方がジアだとは気づきませんでしたが、不審を起こしたミンギュがベッキュンに電話、ベッキュンがモードの故障だから、電源を入れ直して欲しいと、伝えましたから、ミンギュはジアの首の後ろのダミーのボタンを押しました。
リセットした後、ジアは打ち合わせどおり話しましたが、研究員達は、終わったな、馬鹿でない限り信じないよ、と諦めてしまいました。
ところがミンギュが、直ったな、ロボットも所詮は家電と同じか、と言って性能テストに取りかかったため、研究員達は驚いて、信じてるの?アンビリバボー!、と叫びました。
しかしベッキュンは、彼は機械の胴体を見たから目の前の存在が人間とは想像もしていない、と言い、更に言った言葉がこのセリフになります。
そしてこのベッキュンの解説を聞いた研究員は、見えないゴリラ!、と叫びました。
このセリフ、昨年末に先行してセリフだけご紹介しましたが、今回どういう経緯なのか、詳しくお話しました。
これ、よくありますよね!恋は盲目なんて言うもこれでしょう!信じきっていますから、疑うということをしないわけです。
こうしたことを、研究員も言ってましたが、心理学では"見えないゴリラ"といいます。つまり、人間の注意力は選択的で、自分が積極的に見たいものは目にはいりますが、興味のないものは目に入らない、という現象で、「選択的注意」というそうです。
ですから、あまり物事にのめり込み過ぎると、他のことが疎かになりますから、気をつけたいですね。
しかし、まさか、こんなふざけたストーリーの話から、こんな高度なタームが出てくるとは!改めて本国ドラマ、恐るべしです。