補聴器用空気電池について

寒い日が続きますが、最近お客様から補聴器の電池が持たないとご相談を受けることがあります。

そこで、今回は冬場の補聴器電池の取り扱いについてお話しします。


－－　冬場の使い方　－－

冬は気温が低いため、電池にとっては厳しい使用環境です。
空気電池の特性上、二酸化炭素の影響も受けやすいため、注意しないと通常よりも早く消耗してしまいます。



■　気温に注意！

気温が低いところでは、電池本来の性能が発揮できません。体温などで電池を暖めてからお使いください。
（手のひらにのせて握ってもらうといいですよ。）


保護シールを剥がした直後は電圧が上がりきっていないので１～２分待ってから補聴器に入れることをおすすめします。



■　石油ストーブに注意！

狭い部屋に大勢の人がいたり、閉めきった部屋で石油ストーブなどを使うと、
空気中の二酸化炭素の濃度が増加します。
空気電池は二酸化炭素により劣化しやすいので、換気を十分に行うことが大切です。





補聴器の電池は、扱い方を少し注意するだけで、寿命が長くなりますので試してみてください。