母さん助けて詐欺の被害者？？？

　昨日、取引先の信用金庫さんで、母さん助けて詐欺の被害者と思われた様です。



　目の前に事務処理を終え、手渡すばかりになった現金を置かれ、拘束されること30分。

その光景は「お預け！」とご主人様に言われたワンちゃんと同じ。

まずＢ３位の大きめのアンケート用紙が出てきた。

１、息子・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　はい・いいえ

２、・・・・・

と10項目くらいあったかな？

次は金融機関のレジメでしょうか、チェック項目らしき、項目が細かく書いてある用紙を手元において、また質問。

何に使うのかと問われ、まさか、隣の銀行に預け替えだけ。と本当のことを言えずにいると・・・。

警察官・・・とか、いろいろ言われた。

「こんなことなら、交番のおまわりさんにお願いし、一緒に来てもらえば良かった。」と愚痴れば、それも有りとの返答。

なかなか帰してもらえそうもなく、警察官まで呼ばれてはと、

「住宅ローンの繰り上げ返済に当てます。」と言ったら、「書類は」

「家にあります」と答えると「銀行はどこですか」と。

該当金融機関の電話番号を私に聞き、確認をされていた。

繰り上げ返済は嘘でなかったので幸いでしたが。

問い合わされた銀行さんが、どこまで話をするのだろうか？

住宅金融機構へ電話確認すればすぐだろうに・・・と思い、電話口のやり取りを聞いていた。

銀行さんは聞いている限りでは、「事実はあります」とだけ答えて頂いたようです。
　

　一件落着。「ご迷惑をおかけしたので何か欲しいものはありますか？」と尋ねられた。

「頂戴出来るなら、リスルちゃんグッズ」と答えたが、残念ながら出てきませんでした。

かわりに「どうぞ」と、隣の席に置いてあったのだろうか、山のように盛られた飴の入った篭を差し出された。

ばかばかしくて、目の前出された飴を、思いっきり鷲掴みにしたい気持ちを抑え、

「いいえ、十分です。」と帰路についた。


　昭島市では振込(母さん助けて)詐欺被害が多いそうです。

詐欺事件で報道されている金額を思えば０が2つも少ないのに。

この信用金庫店頭では、私が体験した位、慎重に振込(母さん助けて）詐欺防止・阻止に、日々努めているとのだと思えばいいのかと・・・。　

それにしても個人情報保護、人権擁護、そういうものは何も存在しない30分でした。

暮れの大事な時間を取られ、すきのある危ない(心配な）おばあさんに思われた事が、私にはショックです。