阪急電車の感想（ネタバレなし）

では阪急電車の感想をば。


もうね、本当に素晴らしい映画だったのですよ。

原作も大好きだけど、もしかしたらそれを超えたかもしれない。

原作も映像も好きなのっていくつかあるけど（東野さんの手紙や、告白、ホノカアボーイなど）、
こんなにも元を上回るものがあったかというと・・・この阪急電車が一番かも。

脚本、音楽、キャストと配役、話の進むスピード、映像、どれをとっても変に引っかかるものがなく、
批判するところ一切なし！どこまでも最高な映画でした。

バランスもいいんですよ。笑えるところと（それも爆笑の域）、感動するところと。
基本ほっこり平和で、とくに何が起こるわけじゃないんだけど、必ず登場人物の誰かに共感できて、
「人生の機微を味わう」という疑似体験ができる感じ。（こちらは劇中のある人の台詞♪）


特に私的にいい味出してたなーって思ったのが相武紗季ちゃんと勝地涼くん。
やっぱりすごい！と思ったのが小柳友くん。

小柳くんの暴力っぷりは、あれだけ怖く見せられるわけだからほんとに演技上手いなぁと改めて感心

玉鉄もよかったバカだけど、あんな人がいたらいいな～って思いました（爆）

勝地くんもああいう役やらせたら若手俳優の中で一番だと思ってるので、今回もハマり役でした
っていうかこの作品に出てくる男３人はもともとかなり好きなんですけどね（笑）

そして恵梨香ちゃんと紗季ちゃんっていうこの２人が同じ画面にいるのを私は初めて見たので
「おっ！なんか新鮮でいいなぁ」と感じました。
（「牛に願いを」で共演してるんですね（←玉鉄も出演）しかも三宅さんが演出！）

で、女の子２人で抱き合って泣くのがまたよくて、それを見てるお兄ちゃんもいい！


“関西弁”っていうのもこの映画が成功してるひとつの理由だと思う。
言葉ではいいにくいんだけど・・・関西弁だから言える、できるってことがある気がして。
親しみやすいというか気軽な感じというか。（変な意味じゃなくて）

しかもリアルにほとんどの出演者が関西出身だから、違和感ないんだよね。聞いてて心地良いくらい！

ほんっとに何度も言うけど（笑）素敵な映画でした
すべての女性にオススメします。

「GANTZ」で頭を使ったあとは、是非「阪急電車」で癒されてくだちい。