犬猫ものがたり4 の イベント「「犬と猫と人間と」ダイジェスト上映&被災地報告」 へ行ってきました
http://www.yhi1971.com/inunekomonogatari/
内容は、

飯田元春監督による「犬と猫と人間と」のダイジェスト上映&被災地レスキュー報告
映画「犬と猫と人間と」飯田基晴監督 オフィシャルサイト →
http://www.inunekoningen.com/

宍戸大裕さんによる「現地ドキュメント」

アニマルレフュージ関西のオリバー代表による「被災地報告」
http://www.arkbark.net/?q=ja/
でした。。。

一番初めは、映画「犬と猫と人間と」
飯田監督は、もともとホームレスや福祉の視点から映像を撮っていた方でした。
その監督が、ある女性と出会い、
「犬と猫のおかれている日本の現状をみんなに知ってもらうために、映画を作ってほしい」と依頼され、
4年の歳月をかけて、取材をし、映画を完成させました。
今回は、そのダイジェスト版をみて、その後、監督のお話を伺いました。
監督のお話で、印象に残っていること。。。
「」内は監督のお話。
、、、以降は、私の感想です。
「人間の世界でくらしている犬猫」
、、、だからこそ、人間がきちんと責任も持って世話をするべき。
「かわいそうだから見れないじゃ、動物がかわいそう」
、、、インターネット上には、見るに堪えない映像、写真が確かにあります。
でも、それは、現実に起きてることなんですよね。
その悲劇を繰り返さないためにも、そのことを事実として受け止め、心に刻み、
それを食い止めるために、何か自分で出来ることはないかと、探してみるのがいいと思いました。
「かわいい、とか、可哀そうで考えないで、もっと理性的に、社会的に「どうしたらいいのか」を考えるようにしよう」
、、、一時の感情は、すぐに忘れてしまいますよね。。
そこから一歩踏み込んで、考えること。そして、そのことで、それが、自分の考えとして頭に心に定着します。
そして、最後に、「被災動物に関心が集まるが、被災してても、してなくも、それは同じ命」
、、、悲劇が起きると、それに意識が集中します。例えば、今回の被災犬や以前話題になった崖っぷち犬。
「その」話題の犬猫には、すぐに里親さんがみつかるのに、そうでないとわかるともう関心がなくなる。。
震災前でも、震災が起きてからでも、全国では、次々と捨てられ、殺処分されてしまっている子達がいます。
被災、非被災に関わらず、同じ命として、関心を持っていきたいです。

次は、宍戸大裕さんによる「現地ドキュメント」
アニマルクラブ石巻
http://a-c.sub.jp/index2.html
(社)SORA
http://blog.goo.ne.jp/sora-fukushima
の、活動に密着し取材された映像を見せてくださいました。
ここで印象に残った言葉は、
「以前はすべての命を助けたいと思っていた。でも、今は思えない。
こころの向くままに行く。自然体で、、、」
たくさんの命が失われていったことを目の当たりにして、
自分の無力さに心を痛めています。自分を攻めてしまっていたかもしれませんね。。。
でも、今は、それに押しつぶされることなく、
自分が出来ること、出来る範囲で活動をすることで、
自分自身を保っておられるのだと思います。
そして、警戒区域内で働いている方にも同行。
その方は、圏内への立ち入りがゆるされているので、今も、定期的にフードを置きにいってくれているそうです。
さらに、福島県の二葉保健所へのインタビュー。
なぜ、区域内へ入って救助や給餌をしてくれないのかという問いに、
職員の方は、
「入ってはいけないという立場の者が入っていくことはできない。。。」
「せつない。。。」
と言っておられました。
国から許可さえ下りれば、すぐにでも行きたいと思ってくれているんですよね。。。
どうしてみんなが願っていることなのに、国はわかってくれないのでしょうか、、、

最後に、ARKの代表オリバーさん
被災地の動物の様子や、保護する時の写真などを交え、
オリバーさんの今回の震災に対する印象をお話してくださいました。
神戸の震災の時もARKは、そっせんして活動していました。
そして、預かり。里親探しもしました。。。
最後の子が巣立った時、震災から10年が過ぎていたそうです
なので、今回の震災で被災したペットの支援も、10年はかかるとおっしゃられていました。
そして、別の日のイベントでは、動物愛護団体ランコントレ・ミグノンの代表の方も、
同じように、10年はかかると、おっしゃっていたようです。
さらに、動物のことを心から想っているオリバーさんの考え。
フィラリアが陽性の子がほとんど。
鑑札や迷子札もなく、マイクロチップも入っていない。
ほとんどが外飼いのため、太い革の首輪をしている。
保護したミニチュアダックスも、太い鎖に繋がれて、庭で飼われていたそうです。
オリバーさんは、そのように意識の低い飼い主に戻すことをとても躊躇しているようでした。

最後に、アークの活動を支援しているメリーさんという方のお話を伺うことができました
(めりちゃんと同じ名前です
)
震災当時、海外の大きな動物保護団体が、4団体、日本に駆け付けてくれていたそうです
大きなテントのシェルターに、診療設備、自分たちの食事ももちろん持って、
保護のプロがたくさん待機してくれていたそうです。。
なのに、国から許可が下りず、外務省も間を取り持つこともなく、時間だけが過ぎ、
彼らは帰って行ってしまったそうです
人間の医療チームも同じようなことがありましたが、
動物のケアにも、駆け付けてくれていたんですね、、初耳でした。
でも、要請があればいつでも戻ってきてくれると言ってくださっていたそうですが、、、
今度はアメリカで竜巻や洪水が起き、今はもう、日本に来る余裕ができなくなってしまったそうです。。。
また、今回の震災では、他の震災にない大きな問題があります。
それは、人災による警戒区域立ち入り禁止により、圏内に置いてきてしまった子が、たくさん放浪しています。
警戒区域内の登録数は5800匹。登録してないのは、その
3倍4倍と言われています。
そして、猫もその同数かそれ以上。。
その中で、保護されたのは、約3分の1程だと、言われています
それが本当だとすると、その数、3万匹

そしてその子たちの多くが、避妊去勢手術を受けていません
わんにゃんは、1年に2回子供を産みます。
一度に5匹だとして、1年で10匹。。。
1万匹が生き残り子供を産むとして、
1年で10万匹に増えることになります
このこと、国は認識しているのでしょうか??
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