既刊1~5巻でまだ連載中です。
顔の醜い女の子の累が(かさねと読む)美人女優だった母親の形見の口紅を手に入れてから、
この物語は始まります。
その口紅には、キスをした相手の顔と自分の顔を入れ替える能力があったのです。
事情で昏睡状態になった駆け出しの女優の美しい顔を手に入れて、
累は、実力派女優としてどんどんと成功していきます。
そこに、累の母親に顔を奪われた娘が途中から登場して、
累の秘密に気づいていくというのが5巻までのストーリーです。
(実は、累の母親も他人の顔を奪って、女優にのし上っていました)
少女漫画って、地味顔設定でも、なんだかんだ言っても結構可愛いよね。
(●に届けの爽子とか)
でもこの累は本当に醜いです。そしてキモイとイジメられ、味方もいません。
醜いであるがゆえの、累の卑屈思考であったり、トラウマであったりと、
この物語は、本当にリアルな描き方をしています。今後が楽しみな漫画です。