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YouTube Live配信 吹奏楽演奏会 生配信(はじめての音楽物配信・吹奏楽ライブ配信)

2021年01月13日 | カメラ・機材

昨年10月に友人と協同制作で吹奏楽の定期演奏会を
YouTubeでLive配信しました

春以降にウイルスさんの影響で配信を初めて
行われた方も多かったのではないかと思います。
筆者も昨年初めて挑戦しました。

本格的なYouTube配信(以後配信)音楽物では初めてとなりました。
筆者は1月・2月にウイルスさんとは関係なく元々予定していた
セミナー系で長時間のLive配信をしていました。
この時に大まかな仕様や流れとスイッチングや音声関係を
把握していましたので全くの一からスタートでは無かったのですが
セミナー時は安定した高速光回線快適仕様だったのと
会場キャパの違いがあったりとで一見簡単そう… では無く
意外と準備にノウハウとで色々ありました。

今回は吹奏楽の定期演奏会で8月下旬から依頼を
頂いて1ヶ月程の準備期間がありました。
その間に各地で行われる音楽物・演奏会物の配信を
毎週末参考に見ていました。
(純粋に演奏会視聴と普段見れない他所の技量が分かって面白かったです)

中にはスタジオカメラ3~5台カメラ体制なのに回線ダウンで途中終了や
回線乱れたり複数台スイッチングで予算ありそうなのに回線体制が
酷い所がちらほらありました。まさかの予備回線も無い感じ…

そこで私達の目標は、配信を安定し高音質で最後まで
放送のノウハウを生かしてー
お届けする事を目標として準備しました

■体制

先ずは予算ですが、業界最安の10万円で対応(回線料込)
スタッフは3名で行いました。

・筆者(1カメ・スイッチング・メインチャンネル配信・管理)
・友人CEO(2カメ&サブチャンネル配信・管理)
・CEO友人(音声・OA監視)

撮影系技術は実質2名です。

前日からのセットアップとテスト作業しています。
何だかんだでセットアップだけで3時間コースでした。

私は会場ホールまで3時間程度車でかかるところなのでー
久々のお泊りまでしました☆

プロジェクトチームとして3人で共同制作しましたのでー
既に金額は業界最安値ですね(笑)

■回線

配信を行う上でもっとも重要です。
光回線が来ていれば、当然光ですが残念ながらホールには
貸し出し用の光は常設されていませんでした。
あってもCATV低速回線の可能性が高そうでしたし
ホール内のLANコンセントは無さそうでした。

今回は、東京のレンタル機材屋さんよりNECのモバイルルーター&上り専用SIMの
セットを2台お借りました。2週程前には、1台テスト用にお借りして事前回線テストも
行いました。事前に配信現場での回線環境の確認が重要となります。

また、何だかの不具合でSIMが届かないと言った事が、無いように前日では無く
本番2日前に届くよう余裕を持ったレンタル日数にしました。

準備期間中に各地のPro配信を見ているとフルHDでがんばって
配信落ちなどしているケースが、多かったのでー
720pでのOAとしました。
(光以外では720pが安全です。最悪はSDでもありだと思います。)

スマートフォンでデザリングでもしたら良いかと思いがちですが
各キャリアのノーマルSIMでは、UPし続けると上り制限がかかる可能性が
あるため、お勧めはできないです。30分~60分程度なら可能かもしれませんが
テストタイムなどを考えたら現実的では無いと思います。

今回は予算も前出のように地域最安値制作ですので、テレビ中継と某生放送で定番の
LiveUは使用してません。田舎なので上り専用SIMで行けると想定した判断です。
ちなみに筆者の経験上はLiveUが絶対かと言ったらそうではありません。

クラアントさんには、配信の特性上絶対は無いと言った説明も重要かと思います。
今回のクライアントさんも理解された上でした。

ただ我々制作技術スタッフも最善を尽くして対応しました。

回線は3回線にて対応しました。(2回線は上り専用SIMレンタル)

・docomo SIM(メイン回線用)
・Softbank SIM(予備&OA確認用)
・au Speed Wi-Fi HOME(サブ回線用・友人所有)

SIM回線はホール内配信ベースから15~20mのLANケーブルを
3線引き電波状態の良いロビーへ設置しました。

■機材関連

PCは全てノートパソコンで3台を使用しました。
PC周りだけでも中々の機材となります。

●PC

・TOSHIBA i7-6コア(メインチャンネル)
・Apple MacBook Pro i7(サブチャンネル)
・ASUS i5(OA監視)
・Mouse Computer(予備)
・DELL PCモニター 27インチ(スイッチングマルチ画面用)
・I-O DATA GV-HUVC(2個・HDMIキャプチャーデバイス)
・中華製 HDMIキャプチャーデバイス(サブチャンネル用)
・ELECOM テンキー(スイッチング用)
・BUFFALO WZR-HP-G301NH 無線ルーター(スマートフォンOA確認用&予備ハブ)
・BUFFALO スイッチングハブ

●カメラ

・SONY HXR-NX5R 2台(メインチャンネル)
・SONY HDR-AX2000(サブチャンネル)
・SONY HDR-CX720V(完パケ編集する場合用の固定カメラ)
・Vinten三脚 3本 など

●音声

・AKG 214 2本(メインマイク・ステレオ収録)
・SONY ガンマイク(サブチャンネル用・ステレオ収録)
・Solid State Logic SiX 高級ミキサー(音声さま所有品・コンプが素晴らしいです)


●機材&回線プラン

  ※一部変更した機材もあります ↑

その他まだまだ小物系もありますが大量機材まつりとなります。
ちなみにレンタルSIM以外の機材は3人の持ち寄りものです。
田舎なのでー必要な物をレンタルなんて言う訳にはいかなかったりします。
このご時世不特定多数の使用された機材も怖いですし…
慣れた機材が一番だったりします。
まぁ機材好きなんですけどね(笑)

■配信仕様・本番

配信エンコードには定番のアプリケーションソフトOBSを使用しました。
無料なのに中々色々な事ができます。

2・3カメでしたらブラックマジックのスイッチャーは不要だったりします。
OBS自体でテロップ出し・VTR出し・スイッチングができます。
カメラ入力は「I-O DATA GV-HUVC」を2個使用してHDMIからUSB3.0で
OBSへINできます。マルチビューもあってー楽しいです!
当初、黒魔術さんを導入かレンタルも考えましたが、
私のやりたい事は十分できました。

安定した映像をお届けするために映像ビットレートは2500kps
映像サイズ1280x720の安全仕様で配信しました。
当日の回線速度は思いのほか安定していて
上り10Mbps~20Mbps出ていました

YouTubeチャンネルはメインとサブの2チャンネルを用意して
どちらかが全く見られない状態になっても最低限見られるように
対策しました。メインでスイッチングありサブでロング固定(AX2000)の
安全な体制です。マイクロ予備回線などがある大型テレビ中継を参考にしました。

テロップ出しは10枚くらいまでなら比較的スムーズに出せるかと思います。
Photoshopで作成しPSDフォーマット(Photoshop形式)で
OBSに入力が可能です。(PNG・JPGも可)

・開演までしばらくお待ちください
・サイドテロップ(14時開演みたいなぁ)
・OPメインタイトル など表示

大量でなければOBS出しで十分かと思います。
ちょと順に表示する手順が難しいのでー
テロップ出しモードみたいな機能が欲しいですねー

配信スタートは、当初15分前くらいからと想定していましたが、当日安心と安定を
優先して1時間前からストリーミングを開始しました。

2019年の演奏会ダイジェストV(15分)を、開演5分前まで繰り返して再生しました。
OBSにVのリピート機能まであります。早くからOAを開始することによって
回線の状況とOA確認ができるため、ストリーミングキーを入れて
送出開始が緊張の一瞬です
チャンネル本線に乗ってOA開始されると安心感が生まれます(笑)

OBS スイッチングは、テンキーで「①キー CAM-1」「②キー CAM-2」の
ショートカットキー設定をしました。ノートのキーボードですと
押しにくいのと遠くなるのでテンキーが、おススメです。
マルチビューまで表示可能なため、Proの気分を手軽に味わえます(笑)
良くできたアプリケーションです。

テンキーに割り当てることによって、OBSがスイッチャーになってしまいます。
OBSでアーカイブ収録(MP4)をしましたが、OBSから本線信号をHDMIで出せれたら
最高なんですが、仕様上できませんね…
このOA収録だけはスイッチャー機器なしではー
課題かと思いました。

本番は、私がCAM-1でスイッチングしながら撮影・友人CEOがCAM-2&サブチャンネルを
担当しワンカメショーでも行ける素晴らしいワークレベルでの撮影をしていただいてたので
私が時折UPで割り込んだりロングやミドルを作りながら左手テンキー
右手パーン棒&Libecズームリモコンで撮影しました。

Vinten三脚ですとカウンターバランス100%なのでー
片手オペレーションでもそこそこ撮影できます(笑)

■まとめ

大きなトラブルも無く本番は3時間半にわたって無事に配信できました

YouTubeの解析ログを見ると本番中は300名前後の方々に視聴していただいたようです。
アーカイブも終了後から期間限定で1ヶ月程度公開していましたが、再生数は1万3000回程度と
想像よりも多くの皆様に再生していただきました

2カメスイッチングでしたが、結果的には十分なクオリティーでした。
ワークが良ければ十分見れます。安定した回線とまずもって音声が高音質であればー
良いわけです。高級機で撮影しても出なければ全く持って意味が無いので…

この程度の再生数で凄いの?なんて思われそうですが、地方の学校です都会開催とは元々の
キャパが違います。ちなみに私が知る限り田舎エリア内の周辺学校で演奏会を本格的な体制で
全体公開しYouTube配信をしている所は無さそうでした。

まあ多分、周辺会社なら20万円からスタートのようなのでー
予算的に断念されるでしょうね… (音声収録費別料金の数万円+とかぼったくり系も)

勿論、YouTubeのサムネイル作りも大手さんレベルのデザインで採算度外視制作しました。
無料です(笑)  はい。楽しいのでーはりきってデザイナーごっこしました。

筆者の場合、ローカル局で少しですがテレビのSNG中継や全中・某生放送の経験が
あったため放送のノウハウが大分役立ちました
また、完璧に手軽とは言いませんが、小規模な体制で生配信できる時代が来たのも
ある意味すごいなって改めて実感しました。
YouTube配信をやる事はある意味テレビ中継ごっこですね(笑)

音楽物での生配信は初の試みでしたのでー
テストや準備などはとても大変でしたが、終わってからは達成感が
あってーとても楽しかったです


SONY HXR-NX100 レビュー【特別編Vあり】

2020年06月07日 | HXR-NX100
HXR-NX100も導入から早いもので
かれこれ4年程は経過しました。
今回は特別編としてー
2016年当時にTEST撮影していた素材から
SAMPLE Vを公開します。
※遊び素材なのでー 画がイマイチや編集レベルはご了承ください(笑)
V1
V2

さて、安物カメラの映像はいかがでしたでしょうか?
※XAVC S 50Mbps素材からMP4 25MbpsにエンコードしてUP
素材は花ばかりでー人物などではないため、参考になるのか
ならないのか? 微妙なところですが、これまで散々ダメな点を
本サイトでは指摘してきましたようにイマイチな点はー
そのままですが…
1型センサーさんのお力でHXR-NX5Rより画質は
とても良いです!(条件が良い時)
輪郭が綺麗でパチッとしてます。

今回のようなお花系フィラー・じっくりインタビューなどには
とても効果があります。 相手が逃げないもの系撮影に最適(笑)
テレビ取材系は、動き少な目物やフィラー・インタなら最適です。

その他に筆者が気に入っている使用シーンとしては
発表会系のステージ・ホール物では、ロングカメラとして
いつもマルチカメラ時に使用しています。

演奏者の多い吹奏楽やクラッシック系には特に最適です。
画質が良好なため、多少EDIUSのレイアウターも使えます。
実際、UP撮り使用も極端に暗くなければー
NX5Rより綺麗だと思います!
本当にズームリングとゲイン周りのボタンは残念。
操作性が良ければ…
※ホール物の三脚運用時はLibecリモコンで対応可
相変わらずSONYさまは、全く改善されず
ファームはノーアップデートです。
何故か海外向けには4K版のHXR-NX200を販売中
リング改善してたりして?
※Z150は、以前某店舗でお触りしたら良い感じになってましたからねー

これまでの撮影を振り返ると最終的には役立っているのでー
購入して良かったと思っています。
(ただ使用用途が合えばです。幅広い用途には5R推奨)

NX100レビュー枠は意外とアクセスいただいてますので
少しでも参考になれば幸いです。

初めてのタンブラー サーモス JDM-340 レビュー

2020年06月03日 | その他
サーモス 真空断熱タンブラー JDM-340 ブルーグラデーション
恥ずかしながら筆者は初めてータンブラーを購入しました。
きっかけはー友人のお誕生日に何か良い物ないかなぁと
探していた時にプレゼントとして購入し自分用にも買っちゃいました。
普通のステンレスタイプのタンブラーも考えましたが、可愛いのでー
一目ぼれ お手軽ギフトには最適です。
プレゼントしたお姉ちゃんもよろこんでくれましたよ
初めてのタンブラー選びで分かったのは、意外と食洗器対応のタイプが
少なかったりします。ノーマルなステンレスタイプでも食洗器NG品は多いです。
JDM-340は勿論対応で洗いも楽ちんです。

カラバリも4色のラインナップで、ちょっとステンレスタイプよりは
割高ですが、素敵なデザインなので、お気に入りです

コーヒーを主に容れて飲んでますが、口当たりも良くてー
外側が熱くならないし・アイスコーヒーは結露も無しで
コースター要らず、とても使いやすいです。
保冷温も問題なしです。

ただ、JDM-340には残念な点が、食洗機対応品なのに塗装が弱くて
すぐに傷だらけになります。デザインが良いだけに残念すぎます
手洗いを推奨と言う事なんでしょうね…
手間を考えると気にせず食洗器に入れてます。
モデルチェンジされる際は改良してほしいですね!
初めてのタンブラーでしたが、使いやすいのでー
もっと早く買ってみたら良かったと思いました
編集時のコーヒーも格段と美味しくいただけます。
 
今度はサーモスさんのステンレスタイプのJDE-340も
欲しいなぁーと思います
傷つかなそうだしね(笑)
 

ZOOM H2n ビデオ屋さん的レビュー② 手軽に高音質

2020年05月31日 | オーディオ
需要が無いとはー思いますが、引き続きレコーダーレビューです。
 
アンビエンスマイクかバックアップとして使用することが多いですが
メインマイクの不具合時には十分使えると思います
 
実際に昨年、Proミュージシャン(音楽特番にもご出演クラス)のコンサートで
PAが酷すぎてー アンビエンスマイクとして収録していましたが、H2nさんの
ミックスで(反響音入れて)大分助かりました。
SONYのSTマイクもアンビバックアップとして収音していましたが、
その時の環境では、H2nが優秀で綺麗なぁ音でした。
基本的にホール物の1回録りは、H2nのGAINをAUTOで録音しています。
オンマイクで短時間録るようなケースは、MANUALがSN良く綺麗に
録れますが、コンサートなどの長時間物はAUTOが最適です。
そもそもクリップしたら終了ですから(笑)
 
H2nのAUTO GAINは意外とSONYビデオカメラ風なテイストで
録ってくれます。AUTO設定は以下の種類が搭載されてます。
 
・CONCERT ライブコンサートなどの大きな音向きの設定
・SOLO アコースティックギターなどのソロ演奏向きの設定
・MEETING 会議などの小さな音向きの設定(PA無く感度優先時かな)
 
CONCERTモードでほとんどの場合、良い感じに録れています。
LIMITも3種類から選べます。
2か3を現場状況に合わせて選んでます。
 
・LIMIT1 (GENERAL)標準的なリミッターリミッター
・LIMIT2 (CONCERT)ライブ向きのリミッター
・LIMIT3 (STUDIO)スタジオ録音向きのリミッター
 
参考までに筆者の経験上、H4nのAUTOは使い物になりません。
一度ピーク上がるとレベル下がってその後に上がるまで時間かかるなど
違和感だらけだったりします
状況によっては突発的な音が入ると多少ですが、やや不安定な時もあります。
 
使用例として吹奏楽やオーケストラでピアノのオンマイクとして使用
天吊りマイクオンリーの場合、楽曲によってせっかく弾いているのに
全くピアノの音は聴こえない・録れてないってケースは意外と有ると思います。
そのような際に使用するとマイクのように設置できます。
■ピアノ収録設置例
 
H2nで収録しておいてEDIUSさんでー
ミックスしてあげれば、良い感じにピアノの音が聴こえてきます。
H2nのデザインも生きてきます
ここにH4nでー同じ事すればスタンガン(笑)

Proのユーザーさんからしたら笑われますが、吹奏楽演奏会などでは
1部と2部でセットが変わったり配置移動など考えるとH2nが最適だったりします。
本当は、沢山マイク祭りにしてマルチトラックで収録してミックスダウンして
できれば楽しいでしょうが、街のビデオ屋さんにくるようなぁ案件では
到底予算がありませんし本番中にエンジニア担当まで要ります…
 
夢の世界ですが「題名のない音楽会」などのようにSCHOEPS MK4で収録
したら楽しいでしょうね(笑)
ただH2nなど使うだけでも筆者的には拘りの一つでもあります。
 
世の中の発表会ビデオ屋さんには、音声バックアップすらしてないところも
あるらしいですし天吊りオンリーとかちょっと怖いです。
ほんとかどうか知らないですが、天吊りLINEをマイクレベルで
収録し事故ったとか…  イヤモニやバックアップ回線無いのかなぁ
 
実際に筆者もホールのマイク・仕様・環境によっては
LINE録りした天吊り音声が悪すぎてー
自社設置のコンデンサーマイクが、メインマイクに
なったと言うケースもあります

Proの友人は吹奏楽でノイマン・AKGで拘りの音声収録です。
やっぱり高級機だけあってー これまた私とはレベルが違う物が上がります

音楽物のビデオ制作は、いくら映像が良くても音がイマイチではー
お話になりません。ちょっとのプラスとして手軽に高音質H2nが
期待に応えてくれます。(置く位置も重要ですが…)
■ピアノ収録設置例 ピアノ発表会系でもオンマイクとして役立ちそうですねー
 
H2nも発売から10年近く そろそろ後続モデルも期待したいところです。
現状、筆者が今後のモデルに期待するのは、マイク型デザインは継続して
本体材質をもう少し良くして欲しいかなと思います。
丁寧に扱ってるのでー破損など私はありませんが、特に電池カバーは
もう少し開けやすく頑丈な感じになればと思います。
■ステージ下センター設置例

BluetoothかWi-Fiでリモートコントロールとモニタリング出来れば
マイク位置決めやRECスタートが便利でしょうね。
イマイチな天吊りマイクさんの場合はー
H2nを3点吊りしてしまいたいです(笑)
 
これからもZOOMさんには期待したいです
 

ZOOM H2n ビデオ屋さん的レビュー① お気に入り♪

2020年05月30日 | オーディオ
ZOOMと言えば最近は違うサービスを連想しますがー
今回ご紹介するのは、高音質リニアPCMレコーダーです。
ZOOM社は、10年位前までエフェクター系など音楽関係ユーザー
向けの商品ラインナップだったと思います。
一眼レフ動画が普及し初めて音声別録りの用途から映像の
音声収録向けのラインナップも増えてきたと思います。
稀に勘違いしている方もいますが、国内メーカーです。
それでは、2011年からのある意味ロングセラーな商品
どこよりも遅いZOOM H2nのレビューです。
2013年2月にアクセサリーキット(APH-2n)付きセットで¥13,780で購入
現在は本体のみで¥15,000程度(出稿時)高いですね(笑)
ケース・ウィンドスクリーンを欲しかったのですが、当時はお買い得品でした。

付属品沢山

筆者は8年程使用していますが、現在も使いやすくてー
音声面でも綺麗に収録してくれるので
安心して使用しています。
(今までハード的な不具合は無しです)
 
まずは本体ですが、筆者が一番最初に注目したのは
レコーダーのデザインです。見た目がコンデンサーマイクのように
見えるため、マイクスタンドに取り付けて置くと普通の知らない方は
まるで立派なマイクです。ステージ上にオンマイク用途で設置しても
違和感がありません。
本機は2種類のステレオマイクを搭載し、MSマイクとXYマイクを
搭載しています。両方を使用した4ch収録も可能です。
ただ前後方向両方の音を録ってしまいますが…
会議などでセンターに配置すれば綺麗にとれそうですね。
(ステレオミニ外部マイク入力も対応)

電源はアルカリ乾電池2本、仕様上は20時間です。
お陰でとても持ちが良いです。
残量を気にしなくて良いので、リハ時なども
安心してサウンドTESTできます。
 
筆者の場合は、主に音楽物のビデオ収録でホールにて使用しています。
通常は天吊りマイクをメインにしますが、天吊りに不具合があった時の
バックアップ・天吊りマイク音声が元々悪い現場・天吊り無い会場
・アンビエンスマイク(エアーマイク)と言った用途で収録しています。
H2nのマイクは殆どMSマイクで録音しています。
MS-RAWモードで録音すると DTMソフトやEDIUSでVSTプラグインから
ステレオ幅を後から調整も可能です。
逆にモノラル設定もできたりするため、簡易ナレーション録りにも使えます。
H2nのMSマイクはノイマン「SM69」をリファレンスとして開発したと言うだけ
あり中々のものです。当然本物のような音では無いですがー
お値段考えたら十分なクオリティーです!
文面でレビューしてもそんなに伝わるものでもないのでー
SAMPLE Vを制作してみました。
お手軽にこれだけ録れていたら十分かと思います。
是非、YouTubeにてご視聴ください。
イヤモニやヘッドホン・BOSE Companion 2など推奨(笑) 
 
■サックス四重奏「宝島」  演奏者まで4m程度 やや右側設置
■サックス四重奏「宝島」  HDR-FX1 カメラマイク マルチでカメラが足りずFX1です(笑)
■ギター演奏  コンサートでアンビエンスマイクとして収録
 
さていかがでしたでしょうか?
レビュー②では他ジャンルの収録音源も公開します!