神様からのプレゼント

しばらく夢のような日々を過ごしていました

10月に、スロヴェニアのマリボール歌劇場の「アイーダ」の引越公演でラダメスを歌うため、イタリアの師匠（ミロ・ソルマン）が来日。師匠の奥さんのグラーツィアも一緒で、約１０年ぶりに再会することができました。しかも公演初日は、私の住んでいる練馬での公演。自転車で行ってゲネプロを見学したり、公演を観たり…と贅沢なひととき
久しぶりに聴いたミロの歌。決して声は大きくないけど、きちんとテクニックを持っていて、深みのある柔らかいいい声。もう６４歳なのにオペラを歌いきれるのは、やっぱりきちんとしたテクニックがあるからなんだ…と実感しました



公演スケジュールがつまっている中、私と主人のデュオリサイタルにミロとグラーツィアが二人で来てくれました

ちょうど偶然、東京にいる間の一日だけオフの日だったんです。信じられない～　今回、私はアイーダ（よりによって）のアリアに初挑戦。緊張したけど、集中してとても良い演奏ができました。久しぶりに、それも本番を聴いてもらえて嬉しかったです。ミロたちにも褒めてもらいましたよかった
東京にいる間、何度か一緒にお食事したり、舞台そでから公演を観ることもできました。１０年ぶりなのに、二人とも全然変わらなくて不思議でした。
約半月かけて日本中をバスや電車で長距離を移動しながらの連日の公演も昨日で終わり、今朝イタリアに立ちました。グラーツィアだけパスポートの都合で明日出発なので、見送りにいきます。大好きな大切な人たち

以前お世話になったミロのお母さん（今年９４歳！）へのカードを渡してるところ
マンマが元気なうちに会いに行かなきゃ～

これが昨年、一昨年だったら、自分の手術や治療、母のことなどでこんなに動けなかったと思うので、本当に今年でよかった。今回の出会いは様々なことが絶妙のタイミングで、神様からのご褒美のように感じました。今まで頑張ってきたものね
主人はイタリア語ペラペラだけど、私はへらへら…ちゃんと勉強しなおさなきゃ～そして、来年こそイタリアに行くよー